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							 2012年5月16日(水)  19:14 | 
						 
						 
						
						
						
						
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								高齢者の行方不明者急増で捜索訓練 
								認知症などによる高齢者の行方不明者が年々増えています。 高齢社会の抱える課題の一つ地域での見守りなどが重要となる中、倉敷市の住民グループが、行方不明になった高齢者の捜索訓練をしました。
  
								訓練は、「認知症の夫が見当たらない」という1本の電話で始まります。 一報を受けて集まったのは、民生委員や地域の住民。 行方不明になった高齢者を地域で探そうというのです。 倉敷市で2番目に高齢化率の高い真備地区では、去年、一昨年と、連続して認知症の高齢者の行方が分からなくなりました。 高齢者を守るために地域の力を強めたい。 その思いで始めた訓練です。 訓練では捜索を前に、全員で行方不明になった男性の特徴などを確認しました。 訓練では、5つの班に分かれての捜索活動が行われました。 それぞれの班が、行方不明になった男性の普段よく行く場所などに向かいます。 認知症の人は、良い思い出のある場所や、故郷などにも足を運ぶ可能性があるといわれており、捜索は駅なども含め約30分間続きました。 休憩所で休んでいた男性を無事保護し、集会所に連れて帰ります。 岡山県警が調べた自分で自宅に帰ることのできなくなった高齢者の数は、10年前から2倍以上に増えています。 この中には認知症の人も含まれます。 「認知症の人と家族の会岡山県支部」の妻井代表は、こういった訓練は重要と考えています。 認知症の患者や一人暮らしの高齢者が増える中で、最も身近である「地域」の役割は大きくなっています。 この地域では、今回のような訓練を年2回予定しています。 地域での見守り活動をどうしていくべきなのか。 それぞれの街に置き換えて考えてみることも必要になっています。 
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