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 2012年5月16日(水) 19:14
安全なコメを生産へ、遺伝子発見
安全なコメを生産へ、遺伝子発見
私たちが食べるコメには、育つ過程で土から摂取された重金属、カドミウムが微量に含まれています。
わずかな摂取なら人体に影響はないということですが、このほど、岡山大学の研究チームが、カドミウムの吸収に関わるイネの遺伝子を世界で初めて突き止めました。
カドミウムを全く含まない、「安全なコメ」の生産ができるようになるかもしれません。

研究を進めているのは、岡山大学資源植物科学研究所の馬建鋒教授です。
馬教授の研究チームは、イネがカドミウムを吸収するのに関わる遺伝子「Nramp5」を、世界で初めて発見しました。
馬教授によりますと、「エヌランプファイブ」は、イネの根の外皮と内皮の外側にある遺伝子で、土に含まれているカドミウムを根の細胞に運び入れる役割をしています。
馬教授は、カドミウムに汚染された土壌で普通のイネと、「エヌランプファイブ」の遺伝子を破壊したイネを栽培したところ、遺伝子を破壊したイネからはカドミウムがほどんど検出されませんでした。
コメの調査と管理は日本では行き届いていますが、東南アジアや中国などでは、基準値を超えたカドミウムを含むコメが未だ出回っているのが現状です。
馬教授は、今回の発見が、汚染された土壌でも安全なコメを生産できるイネの可能性につながると期待しています。
一方で、「エヌランプファイブ」は、光合成に必要な成分「マンガン」を運ぶ働きもあるため、破壊するとイネの成長を妨げ、収量に影響を及ぼすことも分かりました。
馬教授のチームは今後、遺伝子を詳しく研究し、カドミウムだけに働く物質の特定を目指します。

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