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2012年5月16日(水) 19:14 |
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「喜之助人形」70体が勢ぞろい
瀬戸内市出身の糸操り人形師、故・竹田喜之助の手がけた人形「喜之助人形」を多くの人に見てもらおうと、瀬戸内市美術館で特別展が開かれています。 70体もの人形が並ぶのは初めてということです。
まるで、命が吹き込まれたかのようです。 この人形は糸操り人形と呼ばれ、糸を使って自由に動かすことができます。 瀬戸内市牛窓町の瀬戸内市立美術館には、地元出身の世界的な糸操り人形師・竹田喜之助が手がけた人形約70点が展示されています。 喜之助は生前、約2600体の糸操り人形を製作していて、その造形美と計算しつくされた構造は、国内外で評価されています。 平安時代末期、歴史にその名を轟かせた弁慶と牛若の人形は、薙刀を振りかざす勇壮な弁慶と、華やかな衣装をまとった牛若が印象的です。 また、糸を引っ張ることで、姫が鬼に変身するユニークな頭部など、からくりのある人形も並び、訪れた人の目を楽しませています。 この作品展は、今月27日まで開かれています。
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