防衛省、中国海軍が太平洋で行った無人機飛行訓練の写真公開
防衛省は、中国海軍が太平洋で行ったUAV(無人航空機)の飛行訓練の写真を公開した。
空中を漂う魚のような形をしたものが無人航空機だということで、さらに別の写真では、甲板上に少なくとも3機確認することができる。
甲板上の写真が公開されるのは、初めてだという。
防衛省によると、14日午後11時ごろから15日午前0時ごろにかけて、無人航空機を載せた中国のフリゲート艦など3隻が、沖縄本島と宮古島の間を太平洋から東シナ海に向け通過した。
この3隻は、4月30日に鹿児島県の大隅海峡から太平洋に航行していた。
3隻は、沖ノ鳥島の東およそ700kmの海域で、無人航空機の飛行訓練を行っていたという。
先日、国連が日本の大陸棚の拡大を認めた。
これについて中国は、国際法では、沖ノ鳥島は排他的経済水域や大陸棚に含まれるべきではないと異議を唱えている。
今回の件について、軍事評論家の岡部 いさく氏は「今回の中国の行動は、外洋で戦うための訓練をしたいということ」と、さらには「日本の大陸棚拡大への反発の表れだ」と指摘している。