第1四半期の米住宅ローン延滞率、08年第3四半期以来の低水準=MBA
[ニューヨーク 16日 ロイター] 米抵当銀行協会(MBA)によると、第1・四半期の住宅ローン延滞率(季節調整後)は7.40%で、2008年第3・四半期以来の低水準となった。
前四半期は7.58%、前年同期は8.32%だった。
MBAの首席エコノミスト、ジェイ・ブリンクマン氏は「短期のローン延滞は正常に戻っているが、長期の延滞は依然悪化している」と指摘した。また「一部の州で蓄積している差し押さえ物件が未解決の問題」との見方を示した。
MBAが発表している住宅ローン延滞率とは、返済が1回以上滞ったローンを指しており、差し押さえに入っているローンは含んでいない。
これまでの延滞率のピークは2010年第1・四半期の10.1%。
ブリンクマン氏によると、返済が1回滞ったローンの比率は3.22%から3.13%に低下し、長期平均の3.1%とほぼ並んだ。
一方、差し押さえ手続き中のローンは前四半期の4.38%から4.39%に小幅上昇。ただ、前年同期の4.52%からは低下した。
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