JR西日本の元駅員らが、架空の定期券を使って現金を着服したとして逮捕された事件で、金の一部が換金役の元駅員の知人を通じて暴力団関係者にわたった疑いがあることが分かりました。
JR西日本の元社員、宇留島剛容疑者(50)と知人の西田和史容疑者(42)ら4人は、詐欺などの疑いで逮捕15日、送検されました。
この事件では4人が共謀し今年1月、架空の定期券を発行して払い戻す手口で現金15万円あまりをだまし取ったもので、JRの社内調査では着服の総額はおよそ8,600万円にのぼるということです。
定期券の名義は西田容疑者になっていて、西田容疑者が換金役を務め着服した金の一部は暴力団関係者に流れたとみられています。
また、その後の警察への取材で、金は西田容疑者を通じて山口組系の暴力団組員にわたった疑いがあることが分かりました。
警察は、宇留島容疑者と西田容疑者の暴力団との接点について慎重に裏付け捜査を進めています。 (05/15 19:02)
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