今回のウリは新しく加わった「リアル鉛筆」の傾斜機能と
「リアルペン(筆圧サイズ)」です。
よかった点
●全体にかすかに作動が早い。
鉛筆の傾斜は、たしかにあったら絵が変わると思う。
●ツール全体に傾斜が加わっているので、試しきれないが、
おそらくほかのも味がさらにだせるようになっているだろう。
悪い点
●リアルにかぎらずペンタッチは抜き、入りは相変わらず悪いまま。
コミスタの足元にも及びません。フォトショのがマシなのは現状維持。
●リアルペンの最小サイズや密度をいじると、
無作為にメモリが足りないと出る。
(うちのスペックでだめなら、一般ユーザーはまず無理)
そのあといきなりシャットダウン。
↑テスト絵1
左/リアル鉛筆のみで下絵。傾斜の具合と味を見てみる。
思ったより単調。グラデの底辺にモアレが出現するのが気に入らない。
右/筆をイメージして、下絵の上から描いてみた。
リアルペン、カリグラフィ、ウェットインクを利用してなんとか
「筆っぽさ」を出すが、こんな苦労するなら、半紙に削用筆で描いたほうが早い気がした。
↑テスト絵2
これが「フォトペインティング機能」についての実験。
ただし、わたしは写真からではなく、自分の絵から
ためさせていただきました。
写真を元にするひとは大いに助かると思う。
自分もあったら部分的に使うかもしれない。
でも、なくてもまったく問題なし。
フォトショの「フィルタ」でまぜっかえすような感覚で使えそう。
(実際の油絵や木炭でいうと、布でこするような感じ)
写真からだとわさわさして、フォトショと同じくわざとらしくなります。
自分の絵をもとにして、それでオリジナルのレイヤーをつくり、
オーバーレイで重ねると下図のようになります。
手書きでレイヤー作ったほうが早いような気がしますが、
わたしが使うとしたらこんな感じでしょうか。
マシンによる容赦ないオートなテクスチャができたりするので
偶然何かを発見する可能性もなくはない…かな。
結論
よほどお金に余裕があるときならとにかく、
3万出してアップロードするほどではない。