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【大リーグ】

松井 早期のメジャー復帰も コマツが球場広告設置を本格調査

2012年5月16日 紙面から

 レイズとマイナー契約を結んだ松井秀喜外野手(37)の早期メジャー復帰が現実味を帯びてきた。イメージキャラクターに起用している大手重機メーカーのコマツ(本社東京)が本拠地球場トロピカーナフィールドでの広告看板設置について本格的な調査を始めたことが15日、本紙の取材で判明。松井のメジャー昇格に合わせて右翼付近に看板が躍る可能性はある。松井は現地時間15日に3Aダーラム(ノースカロライナ州)に合流し、その日のナイターで公式戦初出場する見込み。今後の内容次第では3Aの試合がない23日にメジャーに招集されてもおかしくない。

 早期のメジャー復帰に向けて“チーム・マツイ”が動きだした。ヤンキース時代から松井のサポートを続けるビッグスポンサーのコマツが本拠地球場トロピカーナフィールドでの広告看板設置へ向けて本格的な検討に入った。

 「今後も松井選手のサポートは続ける。球団とは交渉には入っていないが、これまでは年間契約だったのでその点などを含めて調査している」と同社広報宣伝部。松井はヤンキース、エンゼルス、アスレチックスと渡り歩いたが、同社とは一心同体。本拠地球場には本塁打ゾーンの右翼ポール付近に必ず広告看板を設置していた。ただし、今季に限ってはシーズン途中でのマイナー契約。同社は新規の広告契約の可否など慎重に動向を見定めているもようだ。

 問題は右翼の広告スペースだ。現時点で球場のネーミングライツを持つ飲料ブランドのトロピカーナなどでほぼ満杯の状態だが、辛うじてフェンスの右端に空きスペースが残っている。松井のメジャー復帰に合わせ、そこにコマツの看板が入る可能性はある。

 松井は15日に3Aダーラムに合流し、その日のナイターに出場する見込みだが、レイズは野手の故障が目立っており、このまま早期昇格するシナリオも浮かび上がってくる。14日にはデスモンド・ジェニングズ外野手(25)が左膝の捻挫で15日間の故障者リストに登録されたばかり。マドン監督は松井の復帰時期について「時間設定はしない。一番いいタイミングで上げる」としており、球団側の“いいタイミング”で早めに招集されてもおかしくない。

 松井はフロリダ州で先週まで行われた練習試合4連戦で、1本塁打を含む18打数8安打と絶好調。完璧な仕上がりと判断されれば、3Aの試合がない23日にもメジャー昇格を果たすかもしれない。ゴジラがいよいよ総仕上げにかかる。 (鶴田真也)

 

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