大産大付高:市立中校長ら59人を38回接待
毎日新聞 2012年05月16日 15時00分(最終更新 05月16日 15時18分)
府が昨年7月、匿名の投書を受けて調査を始めた。高校は今年3月、「授業料や補助金で運営する私立学校として適切ではなかった」と府に報告したが、受験生を確保する目的だったとの疑いは否定した。府私学・大学課は「入試の公平性の観点で疑惑を招く」と問題視。資金の簿外処理についても会計処理基準に違反するとして文書指導を検討する。
高校は3〜4月、平岡伸一郎校長(52)ら15人を訓戒や厳重注意し、3月までに参加者から実際にかかった飲食費を追加徴収した。平岡校長は取材に「受験生の動向などの情報交換会だった。受験に関する依頼はしていないが、誤解されても仕方ないと反省している」と話した。
一方、大阪市教委は2月、「密室での会食は保護者や市民の誤解を招き、教育公務員の信用を傷つけた」として、退職者を除く校長ら14人に文書訓告、31人に口頭注意した。寝屋川市教委も同月、校長6人に口頭注意した。【原田啓之、津久井達】