スカイツリー:見物客のマナー違反が表面化…対策に本腰
毎日新聞 2012年05月15日 22時05分(最終更新 05月15日 22時18分)
22日の開業を控える東京スカイツリー(東京都墨田区)。住宅地の真ん中に立地していることもあり、すでに違法駐車や騒音、ゴミの散乱などの問題が表面化している。休日には20万人の集客も予測され警視庁や墨田区は対策に乗り出した。
◇違法駐車、騒音、ゴミ散乱……
5月6日のツリーのライトアップ。隅田川にかかる言問橋はハザードランプを点灯させた違法駐車の車両がずらりと並んだ。吾妻橋では歩道を人が埋め尽くし警察官が駆け付ける一幕もあった。
周辺では平日も違法駐車が増えている。本所署は今年1月に、ツリーの半径500メートル程度を駐車監視員が活動する最重点地域に指定した。「東京スカイツリータウン」の駐車場が918台、提携先も453台と心もとなく、警視庁は車が住宅街の生活道路に入り、路上駐車が増えることを警戒。周囲の区道について、主に午前7時〜午後8時だった駐車禁止の時間帯を6月にも「終日」に変更する方針を決めた。