【アテネ=共同】連立交渉が決裂し、6月の再選挙実施が決まったギリシャで、国内の銀行からの預金引き出し額が14日までに7億ユーロ(約710億円)に達したことが15日、分かった。
連立政権樹立に向けて調停を行っていた同国のパプリアス大統領が14日夜、主要政党党首らに数字を示した。地元メディアは6日の総選挙後の引き出し額だと報じている。国家の将来への不安が広がり、資産防衛に走る国民の姿が浮き彫りになった形だ。
再選挙の結果次第ではギリシャ財政が完全に破綻し、ユーロ圏離脱に追い込まれる可能性も指摘される中、預金引き出しのペースが今後さらに速まることも予想される。大統領は、金融機関の経営体力が弱まっていることに懸念を示した。
地元メディアによると、ギリシャ国内の銀行の預金残高は、今年3月時点で計約1650億ユーロ。2009年に財政危機が表面化して以来、減少傾向にある。
パプリアス、ギリシャ
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