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金環日食の次は6月6日「金星の日面通過」

スポーツ報知 5月15日(火)8時3分配信

 21日朝、東の空で太陽がリング状に見える「金環日食」が起きる。国内で8000万人以上の人が見られるとあって期待が高まっているが、実は近々のイベントは、これだけではない。6月6日には「金星の日面通過」という“天体ショー”が控える。太陽の表面を小さな金星が通り過ぎて見える現象で、次回は105年後とあって、レア度は金環日食以上。日食観察用メガネは処分せずに、16日後までお待ちください。

 まずは金環、次は金星―。

 「金星の日面通過」は、太陽の上を、金星の小さな丸い影が動いていく現象。国立天文台の天文情報センターによると「大変珍しい現象です」という。

 地球から見て太陽の手前を、金星が通り過ぎるために起きる。太陽の手前に月が入るのが日食で、今回は、太陽に月がすっぽり入るため、金環に見える。金星の場合は、地球からの距離が月より遠いため、太陽上に小さな丸となって見える。直径で、太陽の約30分の1の見かけとなる。

 レア度は高い。「金環日食は、地球上のどこかで毎年のように起きているが、金星の日面通過は、1世紀におよそ2回。より珍しいといえます」(国立天文台)。前回の日面通過は2004年6月8日。明治時代の1874年以来、130年ぶりの現象だったが、全国的に悪天候で観測日和ではなかった。今回の6月6日を逃せば、次は105年後の22世紀、2117年12月11日。文字通り今世紀最後のチャンスだ。ちなみに、金環日食は18年後の2030年には、再び日本で見られる。

 通過時間帯が昼間に当たる地球上の場所なら、どこからでも観測できる。日本の場合、全国的に6月6日の午前7時半前に金星の丸い形が日面に入り、約6時間半かけ、移動する。正味5分ほどの金環日食に比べて、観測に余裕がありそうだ。

 「日食グラスを使い、通常の視力の人であれば観測は可能」(天文台)。金環日食用に準備したメガネが、そのまま使える。21日の金環日食、6月6日の金星日面通過、さらにその間の6月4日には部分月食もある。5月22日の東京スカイツリー開業と合わせ、しばらくは“高い場所”でのイベントが続く。

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最終更新:5月15日(火)15時4分

スポーツ報知

 

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