歌詞付き楽曲第4作。遠くの星に思いを馳せ、鳥の姿に憧れる真夜中。望遠鏡や飛行機に託してその果てに辿り着きたいと思うものです。そのせつなさを詞と曲で表現してみました。
ボサノヴァのリズムに乗せたフレンチポップ「風」歌謡曲(?)。「湿っぽい歌を作りたい」と2010年5月に着想、1番は詞先で作曲、2番はその曲に合わせて作詞しました。
詞の世界観に合わせ、感傷的な曲調にするため四度進行(トゥーファイヴ)を軸にしました。それらしい雰囲気作りとしてチェンバロ、ストリングスのピチカート、ティンパニ、オルガン、スキャットを布陣。
過去の没作品やお蔵入りの歌詞を活用しています。イントロは『呪文は永遠』、2番のサビの歌詞は2008年4月5日の「亮月だより」からサルベージ。日の目を見る時が来てよかったです。
歌と伴奏の合いの手が交互に入るBメロは、1小節ごとに左右へターンしては戻る振り付けのイメージです。初音ミクはクリプトン社の“バーチャル・アイドル歌手”なので、そういう場面もちょっと考えて作曲してしまうのです(笑)。
作詞を始めてからフルコーラスの姿が見えるまで1年がかりでしたが、実は作曲で2回行き詰まっています。ボツにその様子を掲載しました。
2011年4月に諸事情で制作を休止し9月に再開。イントロを変更し、細部を作り込んで完成させました。
→『心の望遠鏡(仮題)』公開当初のMP3(2011.4) |