2012年5月21日:金環日食 | 天文

2012年5月21日:金環日食

2012年5月21日:金環日食

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2012年5月21日(月)、日本国内では1987年9月23日の沖縄金環日食以来25年ぶりに「金環日食」が観測できます。
その上、この「金環日食」は首都圏近郊で観測することが可能です。
首都圏近郊で「金環日食」を見ることができるのは、なんと1839年9月7日以来173年ぶりの事です。

 

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テレビ報道情報

5月21日が近づくにつれ、テレビでの金環日食に関する報道が増えています。
  • 2012年4月10日:報道STATION にて、「トリプル金」とも称される天文現象、「金環日食」、「金星の太陽面通過」、「金星食」に関する報道がありました。
  • 2012年4月21日:FNNニュースにて、5月21日を前に、都内では早くも開幕している「金環日食商戦」についての報道がありました。
  • 2012年4月21日:ANNニュースにて、「金環日食まであと1カ月 東京では173年ぶり」との報道がありました。
  • 2012年4月25日:NHKにて、「金環日食で始業時間変更へ」の報道がありました。
  • 2012年4月26日:FNNニュースにて、「5月21日の金環日食を前に、太陽を直接見ないよう注意喚起」の報道がありました。
    日本眼科学会では、太陽を直接見ずに、観測用のグラスを使うなど、注意して観察するよう呼びかけています。
  • 2012年5月11日:ワールドビジネスサテライトにて、「"金環日食"商戦熱く」の報道があり、取材を受けました。
  • 2012年5月11日:NHKニュースにて、「金環日食 安全な方法で観測を」の報道がありました。日本天文協議会は、日食グラスを通して天井の蛍光灯を見たときに、蛍光灯の形がはっきりと分かるものは使用を避けるべきだとしています。

日食はなぜおこるのか?

日食とは月が太陽と地球の間に入り込み、月が太陽を隠してしまうことによっておこる現象です。

月の影が映る地域でのみ日食を観測することができます。

日食は、太陽ー月-地球が一直線に並ぶ新月のときに起こりますが、新月になるたびに必ず日食がおこるというわけではありません。

それは、月の通り道である白道が、太陽の通り道である黄道に対して約5°傾いているために、白道と黄道の交点付近で新月に太陽と月が重ならない為です。

日食の仕組み

 

日食の種類

皆既日食 金環日食 部分日食
皆既日食 金環日食 部分日食

太陽が月に完全に隠される日食です。皆既前後のダイヤモンドリングや、皆既中のフレアは、撮影対象としても人気です。

太陽が月に完全に隠されずに、リング状に太陽が見える日食です。2012年5月21日に起こる日食はこれにあたります。

太陽が月に部分的に隠される日食です。部分日食だけ見える場合や、皆既・金環日食時に周の地域で見ることができます。

月は軌道が少し楕円形をしているため、地球との距離が近くなったり、遠くなったりしています。地球との距離が遠い時に日食が起こると、月の見かけの大きさが太陽より小さくなり、太陽の縁だけが見える現象を金環日食と呼んでいます。

 

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たとえ目ではまぶしさをかんじなくても、赤外線(熱線)は強いまま目に達して、網膜を焼いてしまうことがあります。また、ガラス板にススをつける場合、どうしてもススに濃淡ができてしまい、薄い部分を通った強い光が目に届いてしまうという危険性もあります。絶対に使用しないでください。

○太陽(日食)観察による目の病気

日食はたいへん劇的な天文現象であり、天文ファンのみならず多くの人が日食の日には太陽を見ます。しかし、太陽(日食)を観察する際には十分に注意する必要があります。太陽は決して直接、肉眼で見てはいけません。晴天時の太陽を肉眼で見た場合、わずか1秒ほどでも目に悪い影響を及ぼします。誤った方法で観察すると、永久的な視力低下、さらには失明することもあるのです。日食によって生じる網膜障害は「日食網膜症」とよばれ、昔から世界中で日食の時に発生しています。

日食専用のグラスや遮光板を使う

日食専用として、さまざまなグラスや遮光板が販売されています。そのような製品を使えば、欠けた太陽を見ることができます。(必ず日食専用のものをお使いください。一般のサングラスなどは、どんなに濃いように見えても、太陽の強い光や熱に対しては無力です。)

 

金環日食帯 各地の日食開始・終了時刻
今回は九州南部~関東地方で金環日食が見れ、その他の地域では部分日食が見られます。
日食が見える時間帯(東京) 日食が見える時間帯(名古屋)
日食が見える時間帯(大阪)  日食が見える時間帯(鹿児島) 
各地の食の時間表

 

 

日食を見る

太陽の光は強烈で、直接見ることができません。日食は太陽を隠し、暗くなる現象ですが、それでも肉眼で太陽を観察すると目にダメージを与えてしまうほど、強い光を放っています。
かつてより日食の後には網膜が損傷を受けた「日食網膜症」と呼ばれる網膜障害が報告されており、時には失明してしまうことさえあるのです。こうした事故を防ぐためにも太陽観察時には正しい方法で安全に観察することが必要です。安全に日食を観察するには、赤外線や紫外線などの目に有害な光線が遮光された日食グラス、ケンコーの「太陽観察専用サングラス」をお使いください。

※太陽観察専用サングラスと望遠鏡、双眼鏡の併用は大変危険です。絶対におやめ下さい。
【参考】YouTube 倉敷科学センター公開動画 【望遠鏡や双眼鏡で太陽見るのはすごく危険です】

NASAが認める太陽観察用フィルム使用した太陽を見るためのサングラス

太陽観察専用サングラス:アストロノミー

太陽観察専用SUNGLASS KSG-03
太陽観察専用SUNGLASS KSG-04
太陽観察専用SUNGLASS KSG-05
太陽観察専用SUNGLASS KSG-06

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太陽観察専用サングラス:ウルトラヒーロー

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ウルトラマンゼロ

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ウルトラセブン

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ウルトラマンメビウス

太陽観察専用SUNGLASS KSG-U14 ウルトラマン

太陽観察専用サングラス:藤子・F・不二雄キャラクター

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太陽観察専用サングラス:仮面ライダーフォーゼ

太陽観察専用SUNGLASS KSG-F31
     

太陽観察専用SUNGLASS KSG-F31
仮面ライダーフォーゼ

 

日食を撮る
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写真を撮る時も、太陽光が直接目に入ってしまう事を避けなければなりません、ファインダーで直接太陽を見ることのないよう十分に気をつけてください。デジタルカメラをご使用の場合、液晶画面を使用したライブビュー撮影を行うのが良いでしょう。

>日食撮影の方法、日食撮影に必要なアイテム

また、レンズの集光作用により、カメラが破損・故障することのないように、必ずレンズの前に太陽の光を弱める減光フィルター(NDフィルター)をご使用下さい。
ケンコーでは、減光フィルターとして光量を10万分の1にする角型の「Pro ND100000」、光量を1万分の1にする角型の「Pro ND10000」や、光量を400分の1にする丸型の「ND400」、光量を8分の1にする丸型「ND8」、光量を4分の1にする丸型「ND4」、光量を2分の1にする「ND2」をご用意しております。、組み合わせてご利用下さい。

※これらのフィルターは、撮影用に開発されたもので、このNDフィルターを通して肉眼で太陽を見ることはできません。

セッティングする際に太陽光を直視しない事、減光していない直射光を撮影しない事に十分に気をつけて撮影する必要があります。

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