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北陸新幹線 新黒部駅が着工

2012年05月14日

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安全祈願の式典で、新黒部駅の模型と完成予想図を前に記念写真を撮る出席者=黒部市若栗

 2014年度中に開業する北陸新幹線(長野―金沢)の新黒部駅(仮称、黒部市若栗)の建設工事が13日に着工、関係者が集まっての安全祈願の式典が、建設予定地であった。

 工事を発注した鉄道建設・運輸施設整備支援機構によると、新駅は2階建てで2階に2面2線のホームが通る。1階の待合室や駅務室、コンコースなどの「駅本屋」は2千平方メートル。6600平方メートルの「旅客上屋」が長さ312メートルのホームを覆う。各ホームに階段とエレベーター1基、エスカレーター2基が着く。

 ホームから立山連峰と日本海が一望できる設計で、外観のデザインは黒部の自然に合うイメージにして、重なる波のラインを描くという。内装は雪の白色が基調。工事は、昨年12月から地盤整備や鉄骨資材調整などの準備が始まっており、今月下旬から鉄骨打ち込みなどに入り、14年6月の完成を目指す。新高岡駅(仮称)は秋、富山駅は冬に着工の予定。

 式典には、石井隆一知事、堀内康男黒部市長や県選出国会議員、工事関係者ら約75人が出席。堀内市長が「沿線自治体の悲願がいよいよ実る。県東部の玄関口、拠点としての役割を、観光や情報発信、ブランド戦略などで果たせるよう官民挙げて取り組みたい」などとあいさつ。神事で工事の安全を祈った。

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