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できごと
「原発再稼働」規制庁発足まで特別な監視体制求める 福井県知事
2012.5.15 19:48
関西電力大飯原子力発電所3、4号機(福井県おおい町)の再稼働について、同県の西川一誠知事は15日、県庁で牧野聖修(せいしゅう)経済産業副大臣と会談し、原子力規制庁が発足するまでの期間、大飯原発の安全を監視する特別な体制の構築を要請。また、原発の使用済み燃料の中間貯蔵施設を電力消費地に設置することを求めた。西川知事は監視体制構築は再稼働の判断材料になるとしている。
特別な監視体制は、おおい町に設置、経産省原子力安全・保安院や福井県などの参加を想定。牧野副大臣は可否を即答せず「持ち帰って早急に検討したい」と語った。この体制については、もともとは4月14日に枝野幸男経産相側が、西川知事に面会した際に言及していた。
西川知事は会談後、記者団の取材に、監視体制への京都府や滋賀県の参加について「原発の稼働を安全に管理する現場的なもの。立場が違う」と否定的な見解を示した。
一方、おおい町の時岡忍町長は牧野副大臣との会談で、「再稼働に向けた国の覚悟を示してもらいたい。首相が先頭に立ち国民へメッセージを発信すべきだ」と、原発に対する国の管理責任の明示を要望した。
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