NHK千葉県のニュース　千葉放送局

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焼却灰の保管庫設置を説明

ごみの焼却灰から高い濃度の放射性物質が検出され、埋め立て処分ができずにいる柏市は、清掃工場の近くに鉄筋コンクリート製の灰の保管庫を作る計画をまとめ、住民に示しましたが、住民から不満の声が相次ぎ、市は引き続き理解を求めていきたいとしています。柏市の清掃工場「南部クリーンセンター」では、原発事故の後、ごみの焼却灰から国の目安を超す放射性物質が検出され、去年６月から灰を処分できずに施設内で保管しています。
灰の量はドラム缶１３５０本分に達して施設内での保管が限界に近づいているため、市は、近くにある駐車場に灰の保管庫を作る計画をまとめ、１３日、秋山浩保市長が住民に説明しました。
秋山市長は、保管庫には厚さ３０センチの特殊な鉄筋コンクリートを使用するため、外部への放射線の漏れは９９パーセント抑えることが出来ると説明しました。
しかし集まった１３０人の住民からは、いつまで焼却灰を保管し続けることになるのかはっきりしていないなどと不満の声が相次ぎました。
柏市によりますと、南部クリーンセンターはこのままだと今月２０日にも灰の保管場所がなくなり、再び運転停止に追い込まれる見通しで、柏市は、この日の住民の意見を参考に引き続き保管庫の建設に理解を求めていきたいとしています。

05月15日　07時43分

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