NHK岩手県のニュース　盛岡放送局

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陸前高田のがれき１．６倍に

東日本大震災で発生したがれきについて、陸前高田市では当初の推定のおよそ１点６倍の１５０万トン以上にのぼることがわかり、岩手県などはがれき処理に遅れが出ないように今後、対策を検討する考えです。
岩手県が去年８月に策定したがれきの処理計画では、陸前高田市のがれきの量は９２万５９００トンと推定していました。
しかし、陸前高田市の推定では市内ででたがれきの量は先月の時点で１５０万５０００トンにのぼり、県の推定を６０万トン近く超えておよそ１点６倍になっていることがわかりました。
県は当初、津波で流された建物の大きさなどからがれきの量を推定していましたが陸前高田市で改めてがれきを撤去したあとの状況を調べたところ残った土砂の量が推定よりも多くなっていたということです。
県の計画では再来年３月までにがれきの処理を終わらせる予定ですが、県は今後、ほかの自治体でもがれきの量が当初の推定よりも増えるとみて処理に遅れが出ないように対策を検討する考えです。
岩手県廃棄物特別対策室は「目標までに処理が終わるように対策を考えている。土砂をなるべく建材などに使ってもらえるように関係機関と調整したい」としています。県は今月２１日にも災害廃棄物処理についての協議会を開いて、今後の対策などを話し合う予定です。

05月15日　13時04分

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