NHK宮城県のニュース　仙台放送局

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石巻雄勝町でウニ漁始まる

石巻市雄勝町で特産のウニの漁が１５日から始まりました。
石巻市雄勝町のウニ漁では、ダイバーが海に潜って取る手法や「篭刺」（かごさし）と呼ばれる海底にカゴを置いてウニが集まってきたところを引き上げる手法などが行われています。
去年は、津波で多くの漁船が流されたため、ダイバーによる漁だけが行われましたが、ことしはすべての手法で行われ、このうち、ダイバーによる漁が１５日から始まりました。
ダイバーを乗せた漁船は１５日朝７時ごろ地元の港を出港し、沖合５００メートルほどの地点に到着すると、ダイバーたちは空気ボンベを背負い、網でできたカゴを持って水深およそ３メートルの海に潜っていきました。
そして１０分ほど後に水面に上がってくると、カゴには海底から拾い集めたウニがいっぱいに入っていて、船に積み込まれていきました。
地元の漁協によりますと、ウニは、８月ごろまでが身が詰まっておいしいということで、１５日水揚げされた４５０キロほどのウニは平年並みの１０キロ７０００円で取り引きされました。
大須漁港では「篭刺」によるウニ漁も梅雨明けの６月下旬ごろから始まるということです。
地元漁協の支部長の佐藤重兵衛さんは「これからウニは旬を迎えますが、身の詰まったウニがたくさん取れるといいです」と話していました。

05月15日　12時43分

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