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福井県専門委 安全確認を報告へ
5月15日 4時22分

福井県専門委 安全確認を報告へ
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福井県にある関西電力大飯原子力発電所の運転再開を巡り、技術的な検討をしてきた県の専門委員会が「安全性を確認した」とする報告書の案をまとめる方針を固めたことが分かりました。
地元の知事と町長は、専門委員会の結果などを踏まえて運転再開の判断をするとしていますが、関西の消費地の理解が進んでいないことを課題に挙げており、政府の対応が注目されます。

大飯原発の運転再開を巡っては国が地元に理解を求めていて、福井県の西川知事とおおい町の時岡町長は、原子力の専門家などでつくる県の専門委員会の検証結果などを踏まえて判断する考えを示しています。
これについて、14日、おおい町の議会が全員協議会を開いて、運転再開に同意することを決めたのに続いて、独自に安全性を検証してきた県の専門委員会も、14日、非公開の意見交換を行い、出席した委員によりますと、「安全性を確認した」とする報告書の案をまとめる方針が固まったということです。
委員会では、今後、報告書の文面をさらに慎重に検討したうえで、来週以降の会合で審議し、西川知事に報告する方針で、地元の判断に向けた条件が整いつつあります。ただ、西川知事と時岡町長は、電力の消費地である関西圏の理解が進んでいないことなどを運転再開の課題に挙げています。
このため、15日、急きょ経済産業省の牧野副大臣が地元に出向き、知事と町長と会談することになり、この中で政府が関西圏の理解などについてどのような対応を示すのか、注目されます。

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おおい町議会 町長に再開同意伝える (5月14日 16時59分)

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