氷菓・第4話

やっぱり京アニは細かいな。えるの風邪ひきの件が今回もちゃんと表現されている。前回使い終わったからもう要らないと言えば要らないのだが(実際、私はもう忘れていたしw)。これはひょっとしたら原作でも表現されているのかもしれない。もう一個はこの場面。
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移動しているから木漏れ日が変化する。そしてそれが虹色となって反映される。

今でこそ割合表現される様になったものとして、室内の埃が差し込む光にキラキラと光ると言うのがある。これを初めて見たのは今から5年以上前の京アニKanonの第17話。当時こんな描写までするんだと感心したのだが、今回は木漏れ日でそう思ってしまった。

さて話の内容としては創刊号が見つからなかった古典部の文集。行き詰まり感が強まって、このままえるの中で時効になるんじゃないのかと奉太郎が言った事で、えるは本件を里志と摩耶花にも頼む決意をした。古典部絡みの事だし里志と摩耶花も快く引き受ける。話の流れ的にも二人に秘密にしたままってのは発展性が無いしね。えるの伯父の関谷純が何をしたのかはみんなで考える事になった。

そんな訳で、各々が調べた資料とそれに基づいた推理を持ち寄って千反田家に集まる事になった。豪農千反田家。この家、何か資料があるのかな。手元には近世の住まいと屋敷構え 日本の美術 第531号【AA】と言うのがあるのだが、これにはそんなに沢山の例が載っている訳でもなく、似た農家の物は無かった。

えるから順番に摩耶花→里志と推理を開陳して行く。えるは文集「氷菓」の記載そのものからの推理。文化祭にやって来たならず者を関谷純が力で排除したのではないかと言う。これは模擬店禁止の神山高校では金目当ての乱入は無いだろうと言う事で却下になったが、金目当てじゃないかもしれないじゃないか(と、えるが反論)。里志はこの時代の高校生はそんな文化祭荒らしなんてやってなくて学園紛争に精を出していたからと言う。いや、全員がそうだった訳でもないんだけどw

摩耶花が図書室で見つけたのは「団結と祝砲 第1号」。うわぁw、社会科学研究部(社研)とかその辺りが当時出したヤツかよw 奉太郎が「斗争」を見て「これ闘争って読むのか」と感心してるが、今の若者じゃ見慣れない書き方なんだろうな。しかし、もし「団結と祝砲」がゲバ文字で書かれていたとしたら摩耶花は大変困難な解読をしたと思われる。読めないよ予備知識無しに。摩耶花に「もう、これ解読するの大変だったんだから」と言わせればリアルだった。そう言えば土曜日にアクセル・ワールドの舞台探訪で行った駿河台だが、あの明治大学が古い校舎だった頃の昭和40年代はこのゲバ文字で書かれていた立て看板がいつもあった。通る度にうぇと思ったものだった。

摩耶花の推理だと関谷純は体制側(学校側)と対立して結果的に退学となったのではないかと言う。

里志が持って来た資料は壁新聞部が出している神高月報。なるほど。現在まで壁新聞部のバックナンバーから同時代資料を探るのは良いアプローチだ。但しあまり情報は無くて、伝説の事件では非暴力不服従であった位(余談だが、それに対してこの年の「特別棟での擾乱」は暴力がふるわれたらしい)。とは言っても教師への暴力沙汰で関谷純は退学になったんじゃないのかと聞いたえるは悲しそうな顔をしていたので、それが否定されたと言うのは意味があったのだろう。

最後に奉太郎の順番が回って来るが、推理まで用意していなかった奉太郎は適当の誤魔化して済ませようと時間稼ぎのトイレに向かうが、その時に家の中で迷ってえるの部屋と思われる所を見てしまう。そこには机の上に沢山の資料を集めて伯父の事を考えようとしていたえるの痕跡があった。
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これで奉太郎は考えを改める。奉太郎は省エネを旨として生きてはいるものの、そう言う人情には結構厚いね。

今までの資料と、奉太郎が投げやりにコピーして来た学校史の昭和42年の部分とを糾合して必死に考えた末に辻褄が合って居なさそうな部分も含めて解釈を成立させる。この年に校長が打ち出した方針がそれまで続いていた(何年かは分からないが)5日間にも及ぶ文化祭を縮小させようとして揉め、6月に「文化祭を考える会」が開催された。これの中心人物が関谷純で、生徒側と学校側の交渉は断続的に行われ、生徒側は授業のボイコットとかも行われたのだろう。手を焼いた学校側が従来通りの5日間の文化祭の開催を認めたものの、文化祭が終わってからの10月に首謀者を処分。こんな流れ。

まあこれで伝説の事件はうまく解釈出来、里志や摩耶花は古典部部長だった関谷純の行動が解明されて納得だが、いや、そもそもの発端はえるが伯父の前で泣いた事。これがそれとどう繋がるのかは解決していない。この先はやはりえるのプライベートだから里志と摩耶花は推理から外れてえると奉太郎二人の話になって行くのかな。

神山高校の学生運動まがいの話になったが、昭和42年で地方の高校でそんな事が起きたかなあ。未だちょっと早いんじゃ。高校にまで波及したのはもっと後で、私はそう言う学生運動世代の次の世代だったから入学した高校が学生運動の破壊活動で廊下や教室のタイルが全部剥がされてしまっているのを見て酷いものだと思った。当時は学生たるもの左翼(乃至は共産主義者)でなくてはならない様な風潮が若干蔓延していたが、その次の世代としてそれに強く反発した。


そう言う話はおいておいて、えるがおにぎりを作る場面は実にけしからん場面でしたなw
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えるのおにぎりに浮かれる里志を見て摩耶花がむくれていたが、ひょっとして摩耶花は里志よりも気兼ねない奉太郎の方がなんて思ったものの、里志にヤキモチをやくならやっぱり里志かな。

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モーレツ宇宙海賊・第19話

前回の予告で「未曾有の危機」とか言っていたからきっと大したことないんだろうと思っていたが(をいw)、終わってみれば大した事態には至らなかったものの、あれ、拾われていなかったら本当に未曾有の危機だったね。

大仕事を終えて惚け気味の茉莉香。今はもう単に眠りたいだけの雰囲気。それでも中継ステーションに行って停泊中のヨット部のオデットII世号を掃除したり、そのついでに弁天丸の掃除をしたり。しかし、ヨット部の連中、弁天丸の掃除をしないで下船したのか。それはちょっとマナーがなっとらんのじゃないのか。

そうこうしているうちにシャトルの時間に間に合わなくなりそうになって慌てて戻る茉莉香。慌てすぎたので出入り口のマスターロックをかけて来るのを忘れる。まあいいや出入り口のロックがかかってなくてもシステムのマスターロックがかかっていれば、と眠っちゃう茉莉香だが、いいのか、不審者に中に入られても。いくらシステム起動出来ない状態とは言え。
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そしてまた次の日、オデットII世号の大掃除二日目。お疲れの茉莉香は今日も眠い。ぼーっとしていたせいで躓いて、ポケットの中のリングがこぼれ落ちる。あー、こりゃまずいよね。これで無くなったら本当に未曾有の危機。ところが漂流するリングを拾う者あり。話の流れからこれはきっとグリュンヒルデの手なんだろうなと。

この日もついでに弁天丸に行って相似をする茉莉香。昨日出入り口のマスターロックをしていなかったせいで、開いている。だからリングは使わない。そう、本当はもうとっくにリングを落としているのに昨日ロックし忘れたせいで、この段階では気がつかない。

と思ったのだが、茉莉香、この日も出入り口のマスターロックしなかったのか。ロックしようとしたらその時点で気がついたと思うのだが、昨日あれで良かったから面倒なんで(どれだけ面倒なんだ)しなかったと解釈すればいいのか。ここでロックしようとするとリングが無い事にこの時点で気がつくのだが。

そしてさらに次の日。学校で電話がなってミーサの緊急呼び出しを受ける。システムのマスターロックがかかっているから起動が出来ない。すぐにロック解除しろと言われて制服のポケットを探すものの、リングはない。そう言えばヨット部のパーカーで掃除に来ていたとパーカーを探すが、そっちにもない。

どこかで落とした!と漸くここで気がつく。

そんな訳で未曾有の危機発生。弁天丸が使えなくなったら海賊廃業じゃん。
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ところがすにグリュンヒルデから通信が入って「お困りの様ですわね」と。ヨット部のみんなとやって来たグリュンヒルデが弁天丸起動。未曾有の危機、短かったなw

船長室に残った茉莉香、机に何気なくリングを置いたらディレクトリ一覧が表示されて、その中に「加藤家」と言うのがあった。中には「ポトフの美味しい作り方」と言うレシピが。これが船長にもたらされる秘伝か。
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しかし、何か流れがおかしいな。

1日目
オデットII世掃除
弁天丸の出入り口のマスターロック解除して入る
重力制御などを行って掃除
出入り口のマスターロックをせずに下船

2日目
オデットII世掃除
リング落とす
弁天丸の出入り口は開いている
重力制御して掃除してなかった?少なくとも照明は点いていた(←これはリング無しでどうしたんだ)
出入り口のマスターロックをせずに下船

3日目
学校でミーサから呼び出し
弁天丸の出入り口は開いているが、照明も重力制御装置も動いていない。(そりゃ、リング無いんで)
クーリエ「話を総合すると船長が最後にマスターロックをしたのは昨日ね」(←いや、昨日は既にリングを持ってません)

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アクセル・ワールド・第6話

春雪と拓武の戦いは春雪が勝ち、そして二人の和解もなった。かくて二人は千百合に今までの経緯を全部話し、拓武は青の陣営から黒の春雪を助太刀する願いを申し出る。前回の拓武の言い方だとまるで青の陣営から見捨てられそうな言い草(まだまだやれます)だったが、陣営を鞍替えするとか言う勝手は流石に見過ごす訳には行かないのか、青の王の側近らしき二人に勝てたら願いを聞いてやると言われる。でも勝てる訳ないよね。

しかしやられてもなお立ち上がって来るシアン・パイルに青の王ブルー・ナイトは不問に帰すと放免。以前の黒雪姫の解説から今の王達はダメ人間ばかりかと想像していたが、イイヤツじゃないか。それにしてもレベルの上のデュエル・アバターって偉そうな格好してるね。レベルが上がる時に変更出来るんだろうか。

事の顛末を黒雪姫の所に報告に行く春雪。もうね、黒雪姫がデレデレで実にけしからんですよ。春雪がポニーテールがイイとか言ったらポニーテールにしてるし、恵をわざわざ帰しちゃうし。まったくもってけしからん。
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黒雪姫が言っていたが、裏切られても傷つけられても尚許し合える友なんてそうそう持てる訳じゃない。きっと私には無理だw

その拓武とタッグ戦で少しづつポイントを稼ぐ春雪。相手も飛べるデュエル・アバターと戦えたのは良い話の種だとそれなりに気持ちよく相手してくれているみたいだ。そうやって漸くレベルアップが出来る程のポイントが春雪に貯まった。

ところが黒雪姫の為にレベルアップを焦る春雪、システムメッセージをよく読まずにレベルアップにポイントを使ってしまった。
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まあ、英語のメッセージだしなあ。だって春雪達は中一なんだろ?大人でも英語でメッセージが出ると眼が拒否する人達が多いし、それどころか日本語で出したって読みもしない人も多いし。

308ポイントのうち、300ポイントを使ってしまったから残りは僅か8ポイント。こんな状態で戦いを挑まれたらたった一戦でもブレイン・バーストを失ってしまう。急遽バーストアウトさせる拓武。

たった8ポイントをどうやって回復させるか。拓武は直結で俺を叩け、そしてポイントを移譲しようと春雪に言うが、そんな事はできないと春雪。ああ、俺がここでまた裏切るかも知れないのかと言う拓武だが、春雪はそんな事は思っていない。ただ、どちらかと言うと、そう思ってしまう拓武がこの先大丈夫だろうか。

じゃあ、どうしたものかと考える拓武だが、千百合へのごめんなさいアイスクリームのメニューの中にそのヒントがあった。ポイントが無くなりかけているレベル2以下のバーストリンカーを助けてくれる用心棒のアクア・カレントと言うのが居ると言う噂。その人に依頼をしてみたら何とかなるのではないかと。

依頼の為には本人が指定の場所に出かけなければならないと言う事で、向かったのが御茶ノ水→駿河台→三省堂のルート。舞台探訪の記事にした場所であります。

そこで自分の写真をタブレットで撮影し、名前「Silver crow」を入れた春雪。時間までにトイレに行っておこうと席を立って向かったら、思わず躓いて
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お前もラッキースケベ属性かよ!w

で、この人がどうもアクア・カレントらしい。
さっそくケーブルで直結して話しましょうと言う。おやおやw

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舞台探訪・戦国コレクション・中野編・その2

駅前に太陽の顔をした時計塔がある場所ってどこだろう?「駅前 時計塔 太陽」でぐぐって写真が出ないかなと思ったのですが、思った様には行かず。そこで第1話の織田信長編が中野だったので「じゃあ、中野サンプラザでどうよ?」と画像検索したら当たりました。やっぱり平賀源内編も中野か。

と言う訳で、アクセル・ワールド舞台探訪の為に駿河台下の三省堂でお茶をした我々は中野に向かいます。
アニメを全然見ない友人を引き回して(ヒデーw

第6話冒頭の太陽の顔をした時計塔は中野サンプラザ前。
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こちらはその時計塔前から中野駅の方向を見たもの。
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源内のデモはうまく行かず「今日も全く売れなかったなー」
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大分壁画の絵が違いますが、雰囲気だけは一致するかと思います。
これは駅南側の壁画。

場面は変わって、銭湯でひとっぷろ浴びた後にこの世界に来た時の感動を思い出す源内。
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中野駅です。

それが今やすっかり馴染んでる(いや、他の過去から来た登場人物達もあっさり慣れたけど)ので、未来に行ってもあまり感動は長続きしないんでは?

今回、信長さんが出て来ませんでしたね。流石に平賀源内と顔合わせはおかしいかな。


ところで源内が行った銭湯が超電磁砲OVAで出た江戸東京たてもの園の子宝湯に似てる気もしますが、
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こう言う作りは他にもありそうで、どうなんでしょうね。

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舞台探訪・アクセル・ワールド・御茶ノ水&駿河台編

御茶ノ水駅がとてもよく分かりやすい、そして主婦の友社ビルも分かりやすい、書泉ブックマートが分かりやすい、そのくせ途中の風景があまりよく分からないw、アクセル・ワールド第6話の御茶ノ水&駿河台編の舞台探訪です。

今回、十年ぶり位に会う友人と秋葉原で待ち合わせをして、ちょっとお茶を飲もうかと駿河台下まで引き回した聖地巡礼でした。因みに彼はアニメとかそう言う趣味は全く持って居ません(気の毒に)。

うかつなレベルアップでポイントが残り少なくなってしまった春雪は拓武の提案で用心棒のアクア・カレントにお助けを願う事になり、その人物に会う為に御茶ノ水駅で下車。
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場所は分かりやすいのですが、これ以降は人通りの多い場所ばかりなので、通行人の邪魔にならない様にするとポジション取りが大変です。くれぐれも邪魔になりませんように。
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このあとずっと進んで最後には書泉ブックマートが見えて来るのですが、だったら御茶ノ水駅からあの駿河台の坂道を下る訳です。でもこの道はどこだよ、途中にこんな狭い道あったっけ?と思ったら、これは明治大学前の歩道でした。
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次に出るこの場面が明治大学の校舎なので。
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一つ前の場所が明治大学前と確定出来るのは、これが主婦の友社ビルだからです。
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て言うか、今はもう主婦の友社ビルじゃないのか。お茶の水スクエアです。

これがまた分からない。次の場面では書泉ブックマートが出るのですが、ここは一体どこだ。
で、書泉ブックマート側から見て分かりました。
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小僧寿司改変されすぎワロタw

そして書泉ブックマート。
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ちょうどアクセル・ワールドの看板が出てます。

ところが書泉ブックマートにはこう言う喫茶室はありません。あそこのビルはそんなにフロアが広くないです。
じゃあ、と思って、次は三省堂書店を見てみたらありました。
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書泉なら電撃文庫のCMが壁にあったかもしれませんが、ここは三省堂。
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この席は喫煙席エリアでした。

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坂道のアポロン・第5話で登場した国鉄の寝台特急さくら

鉄なんで、ちょっと気になった。どこまで再現性が高いのか。
舞台は昭和41年と言う事なので、その頃と合っているのかどうか。但し私はそんなに優れた鉄ではないので、検証がざるかもしれないw

私もその頃に20系寝台に乗って上京した事があったから(勿論親に連れられて)、どうしても興味が沸いてしまった。

硬券
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子供の頃あそんだおもちゃの切符には硬券にこの様な赤い線が入っていた。当時は何故赤い線が入っているのか分からなかったし、その後も調べた事がなかった。今回これで気になって、しかも今ならぐぐればネットで情報が得られるので調べてみたら、どうやらこの頃の赤縦三条は特別急行券の印。
参考→硬券の歴史=切符、年譜/茜堂

薫が眺めていた時刻表
参考資料
まだグリーン車と言う名称は無く、今のグリーン車に相当するのは一等車と呼ばれていた(但し、戦前呼ばれていた一等車ではなく、戦前の二等車がこの頃の一等車で、戦前の三等車がこの頃の二等車だった)。
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だから時刻表に「1」とあるのは一等車を連結していると言う印。同じ名称の列車が2本以上走る時は今の様な「のぞみx号」ではなく、ここにある様に「第2ながさき」と呼んでいた。さらには今の様に奇数号が下り、偶数号が上りと分けておらず、上りも下りも第1・第2とあった。多分これだけ細かいのは実物をそのまま引用したのだろうと思う。この辺りは私の子供時代の日常風景だった。

さくらを牽引するEF65 511
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機関車は詳しくないのでEF65って昭和41年にもうあったのか?とちょっと驚いたが、調べてみたら昭和40年から製造されたらしい。パンタが架線に接触していないのはご愛敬。日本の鉄道にあるまじき右側通行に見えるが、ここが単線区間で右に見えるのは別の線かもしれない。

東京から佐世保に帰る時の20系客車の扉
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これは違います。普段見かける自動扉の様に横からスライドして閉まる扉ではない。20系の扉は折戸であって、パタンと開け閉めするタイプ。そこまでは覚えていたが、調べてみたら自動扉ではなくて手動だったとの事。まあ演出上、車掌補が来て「はい、閉めますよ」なんて出来ないよね。母との会話の途中で閉まっちゃう扉じゃないと。


昭和41年の東京って・・・私、その頃東京に居ましたがなw


粗探しのつもりではなく、坂道のアポロンが面白いから時代考証まで突っ込んでみたくなった次第。

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さんかれあ・第6話

このまま礼弥に死の抱擁されて千紘がもがき苦しむのを、蘭子が「ちょっと何やってるのよ!」と引き離すのかと思ったら、自律的に礼弥が千紘を話した。行方不明騒ぎになっている礼弥を千紘が家に引き入れて何してるんだと責める蘭子だが、礼弥の様子を見てゾンビ化したのかと理解する。千紘がアレなせいもあるが、礼弥がゾンビだなんて蘭子の許容度高いな。普通は全く受け容れられないだろ。

但し、じゃあ何で礼弥は死んだんだ、あんたが殺したのかと蘭子は千紘を難詰するが、千紘はちゃんと組み立てて説明出来ない。いやいや、ゾンビであるところ迄受け容れた蘭子なんだからちゃんと説明しろよ、千紘。それで揉めている間に礼弥はばーぶに導かれて外へ。千紘は後を追ったものの、父に呼び止められて遅れをとったが、礼弥に追いついてみるとそこは一面の紫陽花。なんだ、あの廃ボーリング場の近くまで行かなくちゃダメかと思ったら寺のすぐ近くにあったんだ。しかもひょっとしたらあそこの紫陽花じゃないとダメなのかとも思ったが、どこの紫陽花でもいいみたいだね。
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礼弥の様子を、蘭子が連れて来たじーさん茹五郎が珍しく頭が冴えて解説してくれる。いくら蘇生丸で生き返った(ゾンビ化した)とは言ってもそれで完成な訳ではなく、身体の腐敗は進行する。なるべくその状態を保全する為には、適度な運動をする事、低温生活、こまめな紫陽花毒の補給が肝要だと言う。何故に運動。動かなくなるって事か。
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ところがここ迄話したところで蘭子が茹五郎に植木鉢をぶつけたせいで、またボケモードに戻ってしまった。蘭子、何故あんな事をしたのか。
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じーさんに掴まれて固まったのが我に返ってそこで投げたのか。分かり難いな。

そんな騒ぎを起こしていれば当然父親もやって来る。礼弥を見て一体何事なのかと事情を聞くが、千紘が礼弥の居場所が無いから家に居させてやりたいと聞いたら、あっさり理解してくれた。流石住職。しかも礼弥の様子だけでなく、蘭子が微妙な帰り方をしたのもひょっとしたら気がついた様だ。

晴れて降谷家で暮らせる様になった礼弥だが、生者じゃないので例えば食べ物を食べない。トイレにも行かない。新陳代謝が無いから下着が要るのだろうかとか。ここで千紘が「新陳代謝がない」って明言した訳だが、するとやっぱり表面が損耗すると修復が効かないんだよね。あと、どんどん水分を失ってミイラ化する気もするが。

ともかく今の礼弥を維持する為に、日々の観察をしてその方法を編み出さないとならない。そんな訳で礼弥をビデオに撮る千紘だが、ただ漫然と撮っていてもメモリを消費するだけだぞ。

夜の散歩に出かけて、考え事をしていた千紘が車に轢かれそうになるのを礼弥が突き飛ばして助けるが、力の制御が効いてないからぶっ飛ばされる千紘。そのせいで怪我もするのを舐めてくれる礼弥だが、ここも謎。新陳代謝が無いのに唾液はどうしてるんだ。

そしてただ舐めると言うよりは千紘にかぶりつきそうな礼弥。
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安定した状態を得るにはまだ時間がかかりそうだな。
とりあえず紫陽花は抽出液でも作って保存しておけばいいんじゃないかと。

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めだかボックス・第6箱

部費増額分争奪水中運動会は二戦目も水泳部が溺れる事も厭わぬ二人三脚バタフライで圧勝。一戦目と二戦目を見て金の為なら命が惜しくないのかとか言ってるが、どっちもこれだけの衆人環視の中なら水を飲む事はあっても命まで失うとかないんじゃないのか。

て言うか、二人三脚が出来る程にいつあのとてつもなく深いプールが浅くなったんだよ!w
(見返して分かった。CM開け後のメカメカしてたのは浅くする仕組みか)

三戦目はうなぎ掴み取り。
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これは何で喜界島もがなが勝ったのか分からない。これこそ水泳部が関係なさそうなんだが。これにめだかを投入した生徒会は何を考えたんだか。二戦目が息の合わない二人、三戦目が動物が忌避するめだか、ってどう見ても負けに行ってるじゃないか。他の部へのボーナスか。

そして四戦目の種目は生徒会ばかりが決めては不公平だからと言う事で阿蘇短冊に決定権が委ねられた。それはいいんだが、二戦目・三戦目があの体たらくなんで、不公平も何も無いな。

考えに窮した阿蘇が不知火に頼んだ結果、水中騎馬戦になった。しかも下位チームにも逆転の可能性がある様に、上位チームを倒した場合のポイントが高く、下位チームを倒した場合のポイントは低く設定され、ちょうど生徒会が水泳部を倒すと逆転する点数になっている。両チームをけしかける仕組みを用意する不知火恐るべし。

しかし戦略上は1位の水泳部はなにも生徒会と勝負せずともどこかに勝てば1位を維持出来る訳で、喜界島は最初それを提案したがめだかに煽られて撤回。何故水泳部の三人がこれだけ金に執着しているのかは怒った喜界島から語られる。まあ自分の生き方に確固たる主張がある程、それを否定されると怒るかもしれませんね。

騎馬戦は乗っている方ならめだかの方が強かったかもしれないが、騎馬の方が善吉・高貴コンビよりも屋久島・種子島コンビの方がはるかに息が合っている為、生徒会の騎馬が崩される。騎馬から放り出されためだかだが、そこへ善吉と高貴がハンディとして付けられた浮きを投げる。着地点を作る為だろうなとは思ったが、私はこの時点でハンディを放棄した生徒会の負けかと思ったのに。

めだかはその上に見事に着地したばかりかバランスを取って喜界島に襲いかかった。
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ほうほう、ここからが今回のテコ入れですかw

喜界島を落とすついでにちゅーで籠絡した(落とした)めだか。箱庭学園の生徒達は善吉と半袖の仲の良さが気持ち悪いと言うが、私にはめだかの方が気持ち悪いなあw

それはともかくいい話にまとまりそうな所で、他のチームからごっそりはちまきをかっさらった柔道部猫美が最終的にポイントで優勝。卑怯だとか汚く勝つとか言われているが(汚く勝つって自分で言ってるな)、こんな勝ち方普通だろうに。誰がどう考えたって、はちまきを沢山取った方が勝つに決まってる。全然卑怯じゃない、と言うかこっちが正統。

これで本当に西尾維新が脚本を書いてるのか?

水中運動会後、喜界島は水泳部から生徒会に「お金の管理がしっかりしている人材」としてレンタルされる事になった。あー、バカな私はここに至るまで生徒会の4人目が喜界島と気づきませんでしたw

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ナガミヒナゲシの花の季節となって神様のメモ帳の最終回を思い出す

桜の季節が終わり、そう言えばナガミヒナゲシの花の季節になっていました。
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これで思い出すのが神様のメモ帳の最終回。彩夏が園芸部のマークになる様にナガミヒナゲシの鉢を屋上に置いておき、早朝に花開く時にマークが浮かび上がると言う、あの最終回。
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世間の評判は芳しくなかったが、私は神様のメモ帳が好きだったのでこの花を見ると思い出す。あの最終回は9月下旬だったから全く季節がずれていたが、この季節は神様のメモ帳を思い出す季節になった。

他の地方は分からないが、東京だと今が丁度(ちょっと過ぎた)花期なので道路脇にナガミヒナゲシを見かけたら少しは神様のメモ帳の事も思い出して下さい。

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ヨルムンガンド・第5話

ヨナがヘクマティアル兄妹と関わるきっかけの話だったが、微妙に納得出来ない所もあった。

農場でもやるのかと言う格好のココだったが、肌も髪も白い(髪は銀髪?)とおりに日焼けには弱いらしい。そんなココの所に電話が入る。

「やう゛ぁいん(ja,vein!)」
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とりあえずヨナを勉強に連れて行って隠すと言うので、どこの誰が乗り込んで来るのかと思ったら、ココの兄のキャスパー・ヘクマティアル。キャスパーってw、私の世代だとどうしてもアメリカ動画のおばけのキャスパーを連想しちゃうよなあ。それが今「キャスパー」でぐぐると、全然検索でヒットしないんだから時代が違うんだ。

ヨナに語学の授業をするワイリは中国の「矛盾」の語源も知っている。あの「楚人有鬻楯與矛者(楚人に矛と盾を売る者あり)」を簡単に説明。ヨナには結構合ってる話だった様だ。でもやっぱりトイレに行きたいと言うヨナ。また脱走か?と思われたが、今回は本当にトイレ。子供用には背が高すぎるみたいだが。そこにやっぱりトイレに来たキャスパー。せっかくココが二人を出くわさない様にしたのに。

キャスパーを認識するやいきなり襲いかかるココ。それをあっさりと受け止めるチェキータ。ココが居るのがバレるのがまずいからキャスパーから隠したとかそんなんじゃないんだね。過去に因縁があったのか。
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ヨナがキャスパーをいきなり襲うのはキャスパーが武器商人だからと言う単純な話ではなくて、ヨナが以前少年兵として所属していた部隊であった出来事による。兵士ではないが、同じ子供同士で部隊の中に居た4人の子供の面倒を見ていたヨナだが、ある時その中の二人を副司令に連れて行かれる。一旦はそれを止めようとしたヨナだが、兵は上官の命令を聞けと殴り飛ばされて断念する。ところがこれが後悔を招くと言うか、後でヨナの暴走を招く結果に。

地雷の盾にされてマルカが死亡。逆上したヨナがそれを行わせた副司令に復讐する為に部隊を襲撃して混乱に陥れ、副司令が無防備になった所で殺害する。そして副司令に武器を売ったユスフ・ガスードも。このガスードが実はキャスパーの部下だった。子供の身ながらたった一人で副司令を屠った、しかもその究極の目的達成の為に本来は友軍である部隊の兵士も殺害したヨナに非常に興味を持ったキャスパーがヨナを拘束して「では恐怖を与えられたらどうなるのか」を試してみる。
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ここまで見て、ああ、そうか、これならキャスパーをいきなり襲う程の憎しみを持っていてもおかしくはないかなと思ったのだが、この後が腑に落ちない。

すっかり動く力を失ったヨナがキャスパーの提案を受け容れる。残った3人(モーリス、エリーネ、ジャノ)の子供は平和ボケする程治安の良い日本で身柄を預かって教育を受けさせる。その代わりにお前は妹のココの護衛に行けと。だからキャスパーはヨナがココの所に居るのは承知の事であり、一方そんな因縁があるのをココは知っているからヨナとキャスパーをはち合わせしたくなかった。そこまではいい。

にしてもヨナがキャスパーを襲うのはどうなんだろう。3人の身柄をちゃんと扱ってくれているのはキャスパーなんだろう?例え気にくわなくとも、3人をまがりなりにも保護してくれているキャスパーを殺してしまってはお話にならないじゃないか。

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