エコカー補助金導入のせいで 零細な自動車整備業者に倒産続出

2012/5/13 09:30

中古車や整備、部品・用品などアフターマーケットが縮小

   スクラップインセンティブの効果で前回のエコカー補助金の期間中は、新車登録・届出から13年超の車の月間廃車台数が、エコカー補助金開始前の3年間の平均値に比べて約34~58%と大幅に増加した。この結果、古い車から環境性能が優れた車に乗り替えるユーザーが短期間の間に急増したが、その反面、中古車や整備、部品・用品など新車販売後のアフターマーケットを縮小させることになった。

   自動車ユーザーの多くは車が新しいうちは車を購入した新車ディーラーなどに車検や点検などの整備を頼む。だが新車購入から5年、10年が経過して車が古くなると整備料金が低い零細・小規模な整備業に整備を依頼する割合が増える。

   今回のエコカー補助金にはスクラップインセンティブが採用されなかったが、前回のエコカー補助金で採用したスクラップインセンティブは、未だに整備業や部品・用品卸売業の経営を苦しめている。加えて前回と今回のエコカー補助金による新車販売の増加は、整備市場の中で大きなウェートを占める車検の需要の波を変化させている。TDBは体力の弱い零細・小規模な整備業などが経営難に陥る状況は今後も続くと指摘した。

おすすめワード

がんばろう日本
がんばろう日本
がんばろう日本 詳しくはこちら

今旬ワード

スポンサードリンク

他の言語

J-CAST会員サービス

注目情報

どっちが新鮮?

この牛乳パックは5日後が「消費期限」。むこうに8日後が「賞味期限」のものも…あなたはどちらを選ぶ?

ミニッツシンキング'

美智子さまご婚約秘話

美智子皇后陛下がご婚約されるまでを取材した元朝日新聞の特ダネ記者が、当時を振り返り、秘話や推理を明かします。

美智子さま'

体育座りから生まれるストーリー

怒っているのか?泣いているのか?大人気ストラップ「土下座」に続く新商品!

ブログ'

おすすめワード

【スポンサードリンク】

関連サイト

東京バーゲンマニア

セール、クーポンから新商品情報まで、その日に使える掘り出しもの情報満載!

東京バーゲンマニア
このページのトップへ