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大量銃器所持の男懲役１２年

去年６月、福岡市のマンションの部屋で、機関銃など１４丁と大量の実弾が見つかった事件の裁判で、銃刀法違反などの罪に問われている男に対し、福岡地方裁判所小倉支部は「社会の安全に大きな危険をもたらすもので、厳しい非難に値する」として懲役１２年を言い渡しました。
無職の中馬大樹被告（３８）は、去年６月、福岡市西区のマンションの部屋で、機関銃や拳銃など１４丁と実弾４３０発を隠し持っていたとして銃刀法違反などの罪に問われています。
１４日の判決で、福岡地方裁判所小倉支部の大泉一夫裁判長は、「被告は、発砲事件の多い福岡県であれば、銃器の需要があり、高く売れると考えたと供述しているが、そのとおりであれば、暴力団が入手した場合に人に危害を及ぼす危険が大きくなることをかえりみず、銃器の使用を助長して利益を得ようとしていた」と指摘しました。その上で、「犯行は、社会の安全に大きな危険をもたらすものであり、悪質という以外になく、厳しい非難に値する」と述べ、懲役１５年の求刑に対し、懲役１２年を言い渡しました。この事件では、マンションの部屋を所有していた３９歳の男も逮捕・起訴されて、中馬被告の共犯の罪に問われ、懲役１２年を言い渡されています。

05月14日　18時15分

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