銃刀法違反:「密売を主導」被告に懲役12年 福岡

毎日新聞 2012年05月14日 22時55分(最終更新 05月14日 23時16分)

 福岡市西区のマンションに機関銃や自動小銃などを隠し持っていたとして銃刀法違反などの罪に問われた中馬大樹被告(38)=常習累犯窃盗罪で服役中=に対し、福岡地裁小倉支部は14日、懲役12年(求刑・懲役15年)を言い渡した。判決で大泉一夫裁判長は「被告は銃器が社会にもたらす脅威を顧みず、仕入れた銃器の売却を企てるなど密売を主導しており、動機は厳しい非難に値する」と述べた。

 判決などによると、中馬被告は住所不定、無職、菅正知被告(39)=銃刀法違反罪などで実刑判決を受け控訴中=らと共謀。昨年6月22日、菅被告が借りた福岡市西区福重のマンションの1室に、拳銃10丁▽機関銃1丁▽自動小銃1丁▽散弾銃1丁▽ライフル銃1丁▽実弾430発−−を所持した。

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