福岡・銃器14丁所持:「福岡なら高く売れる」 検察が被告の動機指摘−−初公判

毎日新聞 2012年04月18日 西部朝刊

 福岡市西区のマンションに銃器14丁などを隠し持っていたとして銃刀法違反などの罪に問われた中馬大樹被告(38)=別の常習累犯窃盗罪で服役中=の初公判が17日、福岡地裁小倉支部(大泉一夫裁判長)であった。検察側は冒頭陳述で、中馬被告が銃器を所持していた理由を「発砲事件が多い福岡県は拳銃の需要があり高く売れると被告が考えた」と説明し、懲役15年を求刑した。

 起訴状などによると、中馬被告は住所不定、無職、菅正知被告(39)=銃刀法違反罪などで実刑判決を受け控訴中=らと共謀。昨年6月22日、菅被告が借りた福岡市西区福重のマンション一室に▽拳銃10丁▽機関銃1丁▽自動小銃1丁▽散弾銃1丁▽ライフル銃1丁▽実弾430発−−を所持したとされる。

 中馬被告は起訴内容を認めた。検察側は冒頭陳述で「中馬被告は刑務所で服役中に(別事件で服役していた)菅被告と同室になり、2人で拳銃の話をしているうちに菅被告に売り込もうと考えた」と指摘した。判決は5月14日。

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