エンタメ【ZOOM】視聴者参加へ 報道系番組もSNS+(3/3ページ)(2012.5.15 08:19

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【ZOOM】
視聴者参加へ 報道系番組もSNS

2012.5.15 08:19 (3/3ページ)

 「NEWS WEB 24」には当初、「表示されるツイートを読んでしまい、肝心のニュースが頭に入らない」との指摘も寄せられた。NHKの松本正之会長は「高齢者にはつらい。どんな形が適正か、工夫しながら番組を育てていくことになると思う」と話している。

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 ■相性いいラジオ リスナー間で生まれる共感

 SNSの活用は、はがきやファクス、メールに続く番組への投稿手段としてラジオ番組が先行している。

 ニッポン放送の若者向け番組「ミュ~コミ+プラス」は、一昨年1月にツイッターのアカウントを作成。放送2時間前から「お題」を知らせて面白いツイートを募集し、番組で紹介してきた。放送前に5000ものツイートが集まることもあるという。

 パーソナリティーの吉田尚記(ひさのり)アナウンサーは「リツイート(他人のツイートの引用)により、リスナー間の共感が生まれている。当初は(局内で)『まずいことを書かれたらどうする』ともいわれたが、やってみるとラジオと同じ感覚だった」と手応えを語る。

 東日本大震災直後には、TOKYO FMの情報番組「クロノス」がフェイスブックで、被災地のリスナーに「あなたがいらっしゃる場所、ライフラインの状況、避難所の状況、目の周りに見える被害、その他身の回りで起こっていることなど、なんでも結構です」と情報提供を呼びかけ、放送にSNSを役立てた事例があった。(織田淳嗣)

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