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エンタメ
【ZOOM】視聴者参加へ 報道系番組もSNS
2012.5.15 08:19
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「採用」目的化、複雑な進行 課題も多く
ツイッター、フェイスブックなどのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)と連動したテレビ番組が増えている。春からはSNSを使って生放送中の視聴者の投稿を深く反映させようと試みる報道系の番組が、相次ぎスタートした。制作者は「テレビとネットの融合でニュースを多角的に捉えたい」と意気込むが、「投稿の採用を目指すヘビーユーザー向けの番組になってしまう」といった懸念の声もあり、試行錯誤は続きそうだ。(草下健夫)
時事・報道系の番組ではこれまでにもテレビ朝日の討論番組「朝まで生テレビ!」やTBS「報道特集」、「NHKスペシャル」などがツイッターを利用し、「番組で紹介する場合があります」として視聴者の意見や感想を求めている。4月2日にスタートしたNHK総合の「NEWS WEB 24」(祝日除く月~金、深夜0・0)は、それを一歩進めた。自局のニュースサイトのアクセス数を参考にニュースを選び、ツイッターでニュースに関する質問や意見を募集する。放送中はほぼ常時、画面下端に視聴者のツイート(投稿)が表示され、ゲストの識者への質問としてアナウンサーらがツイートを取り上げることもある。
若者には“参加感”
沖田喜之チーフ・プロデューサーは「(動画投稿サイトの)ニコニコ動画などは書き込みができ、若い人の間では“参加感”が受けている。作り手の価値観のお仕着せは、ネット時代には合わないと考えた」と企画意図を説明する。
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