「レイナ」(13日、後楽園ホール)
初代レイナ世界女子王者の堀田祐美子(45)が、ラ・コマンダンテとの敗者髪切りマッチに勝利しながら、試合後にリングで退団を表明した。昨年5月の旗揚げから後楽園ホールに初進出した1周年大会だったが、内紛問題が明るみに出て混乱。最後の大仕事を終えたエースは「堀田のレイナは解散します」と、ファンに別れを告げた。
レイナはメキシコのCMLLと提携したルチャ路線が軌道に乗らぬまま低迷。堀田は上林愛貴、石橋葵、沙耶の所属4人で新興団体を支えてきたが、ルチャ路線には融合できなかった。1年を経て見直しを迫られ、方向性をめぐって「ミゾができた」と言う。今回の退団は“詰め腹”を切らされた形で、団体は6・9新宿FACE大会から新生レイナとして活動していく方針だ。
事実上“追放”された堀田は「1回解散しようという話だった。1年たっても何も残ってない。グレーなままの団体ではダメだ」と、やり場のない怒りを口にした。残る3選手の去就は未定で、内紛問題に戸惑いを隠せなかった。
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