大飯原発:再稼働問題 関電と保安院が全協で状況説明−−おおい町議会 /福井

毎日新聞 2012年04月25日 地方版

 おおい町議会は24日の全員協議会で、関西電力と原子力安全・保安院の担当者からそれぞれ福島第1原発事故後の安全対策や検討内容について説明を聞いた。

 関電側は、原発再稼働に伴う安全性の判断基準や、福島の事故の知見に基づく30項目の安全対策の対応状況などを解説。議員からは、制御棒の挿入時間が、より短縮された数値で公表されたことについて質問があった。担当者は「簡易評価で裕度のある値が出た後、安全評価(ストレステスト)で、より詳細な評価で得られた数値を出した」と答えた。

 大飯原発3、4号機の非常用電源装置の設置場所が、斜面崩壊の恐れがあるとの指摘には「斜面は岩盤そのもので安全性は十分と評価されている」と応じた。原発停止による雇用問題について「発電機やポンプの整備など、今年度は雇用を確保できるよう工事を発注したい」とした。【松野和生】

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