14日午後11時25分頃、愛知県岡崎市日名西町の矢作川に架かる「日名橋」で、ワンボックスカーが橋の欄干に衝突し、横転しているのを覆面パトカーで追跡してきた県警岡崎署署員が見つけた。
この事故で助手席の同市昭和町、会社員田中秀典さん(26)が車外に投げ出され、全身を強く打って死亡。運転していた市内の飲食店従業員の男性(26)も右腕に軽いけが。
また、近くではワゴン車が堤防道路から転落しており、運転手の男性(56)が頭に軽いけが。ワンボックスカーを避けようとして転落したとみられる。
発表によると、ワンボックスカーが同市内の右折禁止の場所で右折したところを覆面パトカーで巡回していた同署員が見つけ、停止を求めた。車はいったん止まったが、署員が声を掛けようとしたところ逃走したという。
田中さんら2人は同級生で、市内の飲食店で酒を飲んだ後、帰宅途中だった。同署は男性が飲酒運転をしたとみている。
同署は「追跡について当時の状況を調べている」としている。