トップページ社会ニュース一覧高速道の隙間 国交省が対策へ
ニュース詳細

高速道の隙間 国交省が対策へ
5月15日 12時15分

高速道の隙間 国交省が対策へ
K10051277711_1205151219_1205151221

群馬県の関越自動車道で乗客7人が死亡したバス事故で、衝突した防音壁とガードレールの間の隙間が被害を大きくしたとも指摘されていますが、全国の主な高速道路では同じような場所が5100か所あることが分かり、国土交通省は早急に対策を進める方針を明らかにしました。

高速道路を走る車が道路の外や対向車線にはみ出すのを防ぐためのガードレールなどは、平成10年に設置基準が見直され、ガードレールと防音壁の「つなぎ目」は連続するように設置することとされました。
しかし今回の事故現場では、新しい基準は適用されておらず、防音壁とガードレールの間に数センチの隙間がありました。
この隙間と事故の関係については、まだ明らかになっていませんが、専門家の間には、隙間が被害を大きくしたという指摘もあります。このため国土交通省は、同じような隙間が高速道路にどれだけあるか調べたところ、東日本高速道路、中日本高速道路、西日本高速道路の3社で合わせて5100か所あることが分かりました。
これについて、前田国土交通大臣は15日の閣議のあとの会見で「事故の重大性に鑑みて必要な対策を早期に実施していく」と述べ、高速道路を運営する会社に対して隙間を塞ぐなど必要な対策を行うよう、指示する考えを明らかにしました。

[関連ニュース]
このページの先頭へ