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伊豆半島に春を告げる河津桜、今、見頃です

2  1月、沖縄で紅色の琉球寒緋桜が満開となり花見の先陣を切ると、温暖な伊豆半島に桜の便りが届きます。東伊豆の河津町で生まれ育った河津桜が、町の河津川沿いに咲き競います。

 河津桜は寒緋桜と大島桜の自然交配種とされ、寒緋桜の濃いピンク色と大島桜の花の大きさを受け継いでいます。昭和30年頃に発見され、昭和49年に桜の新種として認定。個人宅にある原木は今も元気に花をつけています。
 近年は100万人以上が河津桜を楽しみに訪れるという一大名所。染井吉野などと違い、河津桜は1ヶ月ほどの開花期があり、長期の花見が可能です。開花期にあわせて祭りが開かれ、夜のライトアップ、地場産品や苗木の販売などが行なわれます。足湯も設置され、歩き疲れたらリフレッシュも可能なのが温泉場らしい興です。
 もうひとつの河津桜の名所が、河津からさらに南下した南伊豆町・下賀茂温泉の青野川沿いです。さすがにこちらは「河津桜」とは呼べず、「みなみの桜」と命名しています。川沿いの約2kmに連なる並木の足元には菜の花が咲き、ピンクと黄色のコントラストが心和む景観を作り出しています(写真)。こちらでも「みなみの桜と菜の花まつり」として、ウォークラリーや桜茶サービス、物産販売など盛り沢山です。

Photo
 いずれの名所も今がちょうど見頃。祭りは3月10日まで開催されます。花見の際は、周辺は激しい交通渋滞となります。時間に余裕をもって出かけください。また、桜が咲いているとはいえ、まだ冷え込む時期です。暖かくしてお出かけください。

河津町観光協会
http://www.kawazu-onsen.com/
南伊豆町観光協会
http://minami-izu.jp/index.shtml

■ライター・関屋淳子
『サライ』現役ライター。酒と桜をこよなく愛する虎党。女性トラベルライターの旅情報発信サイト『旅恋.com』代表。

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