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AKB48の13期研究生・光宗薫(19)が、映画主演に抜擢されたことが14日、分かった。初主演を務めるのは、映画「少女カメラ」(今冬公開)で、テーマである家族のきずなに「映画を通して家族の大事さに気づいていただければいいなと思います」と抱負。昨年12月に劇場公演デビューしたばかりの研究生は、銀幕での“センター獲得”に目を輝かせている。
2011年神戸コレクションモデルオーディションでグランプリを獲得した身長168センチの異色のAKB研究生が、銀幕主演切符を手にした。AKBは「クラスで10番目にかわいい子」を集めていると言われている中で、“らしくない”ルックスの持ち主は、デビュー半年の研究生でありながら早くも大役を得た。
4月にSMAP・中居正広(39)が主演するTBS系ドラマ「ATARU」(日曜、後9・00)で女優デビューしたばかり。ブラウン管越しに見せている、その新人離れした存在感や輝きが映画関係者の目に留まった。
「少女カメラ」は、卒業を間近に控えた4人の女子大生が、それぞれの故郷を巡り、写真を通して家族のきずなの大切さに気づいてゆく物語。
4月中旬に東京、大阪、鹿児島などで行われた撮影に参加した光宗は、「初めて一人暮らしをして親の大事さというかありがたみに気づいたんですけど、この映画を通して少しでもそういう家族の大事さに気づいていただければいいなと思います」とコメント。東京に居を移し芸能活動している中、地元・大阪の家族へと思いを寄せていた。
同作では主題歌「チクチク虫」を元なでしこリーガーの歌手・石田ミホコ(29)が担当。7月には出演者が、実際に現場で撮影した写真展も計画されている。
AKB次世代エースともささやかれている大器の初主演作だけに、注目が集まっている。
(デイリースポーツ提供)
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