近江氏が出馬表明　県議選大船渡選挙区

　大船渡市の元学校職員で無職の近江正則氏（５６）は２日告示、１１日投開票の県議選大船渡選挙区（定数１）に無所属で立候補することを１日、表明した。同選挙区で出馬表明したのは民主党現職、無所属新人に続いて３人目。

　近江氏は、同市末崎町の観光施設で記者団に対し「東日本大震災で被災した子どもたちの将来への責任がある。津波の犠牲になった友人や市民の無念の思いを胸に秘めて戦う」と述べた。

　政党や団体への推薦要請は行わない。総括責任者、出納責任者は自身が担うなど１人での選挙戦を想定。「被災からの躍進的復興」などを公約に掲げる。

　近江氏は同市日頃市町出身で日本大中退。同市内などの小中学校に事務職員として勤務し、昨年７月末付で退職している。

　同選挙区は民主党現職で４選を目指す田村誠氏（６３）、無所属の新人でいわて復興県民の会推薦の小野寺健氏（５８）が出馬表明している。

(2011.9.2)