米国の外交専門誌『フォーリン・ポリシー』は11日、米国連邦議会が、韓国に戦術核を再配備する案を推し進めていると報じた。米国は1991年、核兵器の削減宣言に伴い、韓国から戦術核を撤去したが、最近の北朝鮮による長距離ロケット発射に加え、3回目の核実験の可能性まで持ち上がっていることを受け、戦術核再配備の声が上がっている。
同誌によると、連邦議会下院軍事委員会は今月9日の全体会議で、西太平洋地域で米軍の通常戦力を拡大し、戦術核兵器を再配備するという内容を含む「2013年国防授権法修正案」を賛成32票、反対26票で可決した。