'12/5/15
温首相、ウイグル会議で野田首相に激しく抗議
【北京共同=伊藤豪】中国の
発言は首脳会談前半の少人数会合でなされた。日本外務省は「(中国側は)原則的立場の表明があった」などとあいまいに説明していた。中国指導部がカーディル氏の日本入国を重大視していることが明確となり、今後の日中関係に尾を引く可能性がある。
少人数会合は中国側の要請で開催され、大部分のやりとりがカーディル氏と沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)の問題だったという。
日本外務省の説明によると、温首相は首脳会談の中で「中国の核心的利益と重大な関心事項を尊重することが大事だ」と述べ、台湾やチベットなど中国が譲歩できない問題に用いる「核心的利益」という言葉で日本側をけん制した。これも少人数会合でのやりとりとみられる。
野田首相は人権活動家、
少人数会合は、日本側が野田首相のほか、斎藤勁官房副長官や長島昭久首相補佐官ら、中国側は温首相のほか、
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