東京電力は14日、社外取締役に元JFEホールディングス社長でNHK経営委員長の数土(すど)文夫氏(71)らを内定したと発表した。11人の取締役のうち東電内部からは4人の取締役が内定し、過半を社外取締役が占めることになった。6月下旬の株主総会で正式に選ぶ。
東電の経営体制は、社外取締役が中心の「委員会設置会社」に移行する。原子力損害賠償支援機構の運営委員長で弁護士の下河辺和彦氏(64)が会長に就く。同機構理事の嶋田隆氏は、会長補佐として執行役も兼ねるため、社外取締役は6人となる。
下河辺氏、数土氏のほか社外取締役は以下の通り。
樫谷隆夫(公認会計士)▽小林喜光(三菱ケミカルホールディングス社長)▽能見公一(産業革新機構社長)▽藤森義明(住生活グループ社長)