SCAR-L マーク 16 モデル0

この銃は、アメリカ特殊作戦統合軍（Special Operations Command（SOCOM））のために、ファブリック・ナショナル・ハースタル（FNH）によって 製造されるモジュラーアサルトライフルです。 Special Forces Combat Assault Rifle（SCAR）プログラムと命名されたトライアル・コンペの中で必要条件を満たす為に FNHは〈2つの異なるタイプ〉をトライアルに提出しました。採用試験の全責任を負うのはアメリカ海軍兵器開発局（"NSWC-Crane"又は"クレーン"）。 10ヶ月間のトライアルを経てU.S.SOCOMからFNHに正式契約が結ばれ、2005年3月以降、陸、海、空軍、海兵隊オブザーバーによる、戦闘条件下での大規模な射撃試験を行い、 その後FNHSCARシステムは2007年6月に初回生産テストを完了。幾つかの改良点があり遅れるが、2009年4月には改良型GEN.4（ジェネレーション4）SCAR-L：600梃を アメリカ陸軍／第75レンジャー連隊に送られ試験運用が開始されました。
SCARの特徴的なアッパーレシーバーはアルミニウム製で、左右2本の取り外し可能なサイドレイルと 銃身下部に位置するロングレイルを備えています。ロアーレシーバーは、M4／M16用ピストルグリップを備え〈ポリマー素材製〉。マガジン装着口はマガジンチェンジしやすい様に広げられ、 マガジンキャッチ、セフティは左右両側から操作が可能な〈アンビタイプ〉。フロントサイトはフリップアップ式を銃本体に装備。各種オプティクス（光学）サイトを 邪魔しない設計になっています。ガスオペレーションシステムは、ストーナー63、HKG36シリーズの構造に近く、〈クローズド・ガスシステム／ショートストロークピストン〉と呼ばれ、 M1カービンのように完全に閉鎖されたタイプを搭載しています。