NHK宮城県のニュース 仙台放送局
滞納機構が過去最高徴収率
個人住民税など市町村が徴収する税金の滞納を減らすために設られている宮城県の「滞納整理機構」が昨年度、徴収した税金はおよそ6億円で徴収の対象全体の45%で、機構が設立されて以来、最も高い徴収率となりました。
「宮城県地方税滞納整理機構」は県と県内24の市町村が共同で3年前に設立し、個人住民税や国民健康保険税など市町村が徴収する税金の滞納を減らす取り組みを進めています。
昨年度、平成23年度に徴収の対象となったのは前年度、平成22年度までに23の市町村で滞納となっていた892件、あわせて13億1392万円でした。
このうち、徴収したのは5億9749万円と、全体の45・5%で、前年度の実績を金額で6800万円、率にして13ポイントあまり上回り、機構が設立されて以来最も高い徴収率となりました。
機構では、去年は震災の影響で、税金を納められない被災者に対しては納税の緩和措置を適用する一方、被害を受けていない滞納者に対しては、財産の差し押さえなどの処分を進めてきたということです。
機構は当初、ことし3月までの3年間に限って設置される予定でしたが、市町村から存続を求める声が多かったことから、設置期間を平成27年の3月まで延期することが決まっています。
05月14日 10時05分
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