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中韓首脳“FTA一部品目慎重に”
5月13日 23時50分

中韓首脳“FTA一部品目慎重に”
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中国を訪れている韓国のイ・ミョンバク大統領は、13日、温家宝首相と会談し、先に両国がFTA=自由貿易協定の交渉開始で合意したことを評価する一方で、国内産業への影響が大きい一部の品目に関しては慎重に対応していくことで一致しました。

日本、中国、韓国の3か国の首脳による「日中韓サミット」に出席するため北京を訪れているイ・ミョンバク大統領は、13日午後、温家宝首相とおよそ40分間会談しました。
韓国側の説明によりますと、両首脳は、今月2日に両国が交渉を開始することで合意したFTAについて、両国の経済関係を質と量の両面で持続的に発展させるための枠組みになるものだとして高く評価しました。
その一方で、FTAによって、両国の国民が最大限利益を享受できるよう、国内産業への影響が大きい一部の品目に関しては慎重に対応していくことでも一致したということです。
韓国としては、コメなどの農産物については関税撤廃の対象から外したい考えですが、今後、双方が除外したい品目などを巡って交渉が長引く可能性も指摘されています。
一方、北朝鮮問題について、両首脳は核実験を含む新たな挑発は許さないという認識で一致し、これを抑え込むために引き続き連携していくことにしたということです。

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