福井県おおい町議会は14日、同町に立地する関西電力大飯原発3、4号機の再稼働の是非について意見を集約するため全員協議会を開く。これまで再稼働にほとんど異論はなく、容認する方向でまとまる見込み。同日中にも時岡忍町長に報告する。
町議会は、時岡町長から意見集約の要請を受け、全員協議会を開くなどして、原発の安全確保や地域経済対策についての国の対応などを検証してきた。これまでの協議では「政府は地元への説明責任を果たすよう要求すべきだ」「原子力規制庁の早期発足を求めたい」などの意見が出た。
町議から再稼働にほとんど異論が出ない一方、町民から慎重な意見が相次いだ4月26日の住民説明会について「主催は町なので、議会に寄せられた意見ではない」などの理由で参考にとどめることにした。