■国際水路機関モナコ総会の舞台裏
2012年5月7日、自民党の片山さつき参議院議員が自身のブログで「
日本海呼称問」について韓国のロビー活動によって、
電子地図が危機的状況にあると警鐘鳴らした。
4月26日に開催された
国際水路機関モナコ総会では議論の結果、一切の改訂は行われず「
日本海」はそのまま「
日本海」と記載されることが決定した。
しかし、韓国系の新聞では「
日本の提案に賛成は日本だけ」とする報道がなされたことに関し
片山さつき議員は、大学同期の外務省職員からの情報としてこの舞台裏の暴露を行ったのである。
今回の会議の舞台裏では何があったのか?
■韓国・女性代表のヒステリー
当初、この提案は米国から「
今ある1953年版をペースに改定」という提案を出すことになっていたのである。
それを知った
韓国の女性の国際機関局長が絶対ダメとヒステリーを起こしたようなのである。
そこで日本は、議論を長引かせる作戦をとるため、米国案を若干修正したうえで「
日本案」として提案したということなのである。
この会議では、はじめ日米で話して、米国が、『今ある1953年版をペースに改定」との提案を出すことになっていました。ところが、それを見た韓国の代表、女性の国際機関局長だそう、が、絶対だめ、と激しく拒否したので、米国は提案を引っ込めてしまった。そこで日本が議論を長引かせる意味もあって、米国提案を少し変えて日本提案として出した。
この採決の結果が、賛成は日本だけ。反対は
特定アジア3国である中国、韓国、北朝鮮。そして中国と仲の良いキューバが反対に回ったのである。
他の国は棄権したということだ。
賛成は日本だけ、南北朝鮮は反対、台湾という現行名称に反対の中国と、それにいつも同調するキューバが反対。残りは、棄権したのは事実だそうです。
これに関しては、日韓両国の揉め事に関わり合いになりたくない国の思惑が絡んでいるようだ。
日韓双方が合意しないようなことは、棄権しておけ、という本国の指示だったのではないかとのこと。
結果としてあと5年間は国際的にも「
日本海」は「
日本海」として呼称されることになったのである。
■韓国は電子地図で「東海」へ
しかし、韓国のロビー活動のターゲットは「
電子地図」に向かっていると片山さつき議員は説明する。
電子地図に関しては、国際的な取り決めが無い空白な状況であるというのである。ここは議論が可能なのだという。
そして、国連事務総長が韓国人となり、国連に韓国人サークルができているという。このため、韓国の意見に傾く国も増えているようであり、日本が圧倒されつつあるというのは事実であるとしている。
電子地図に関しては「
日本海」は危機的な状況にあるというのだ。
韓国がここは何とか、と言っている電子地図は、国際機関でスタンダードを決めておらず、議論は可能というもの。しかし、国連事務総長が韓国人になってから、国連に韓国人サークルができ、韓国の意見に他国が耳を傾けるようになっていて、日本が圧されてきているのは事実。国益のために、国際機関やワシントンでの強化策、待ったなし、危機的状況です。
■マスコミが報道しない韓国の活動
そもそも「
日本海呼称問」とは――と、説明を行わなければいけないのが、現在の日本国民の意識の水準であろう。
ネット住民の意識は高いが、一般的にそう意識されている問題であるわけでもなく、マスコミは韓国のロビー活動などほとんど報道しないのである。
韓国は国家プロジェクトとして、「
日本海」を「
東海」へ、それが無理なら「
朝鮮海」にしたいという無茶苦茶な行動を行っている。
一度、国際的に定着した地名を「
自国の感情問題」で国家レベルのプロジェクトにしていまうのだから迷惑な国である。
多くの国が棄権したのも関わり合いになりたくないという面があったのではないだろうか。
この問題に関しては外務省の「日本海呼称問題」に経緯が詳しく掲載されている。興味のある方は一読してみてはどうだろうか。
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naka773】

片山さつき Official Blog : 外務省の担当大使、元同期が率直に説明してくれた、日本海呼称問題。今回は収まったが、韓国ロビー侮れない
http://satsuki-katayama.livedoor.biz/archives/7050930.html外務省: 日本海呼称問題
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/nihonkai_k/index.html