朝日新聞社は8日、週刊文春が5月17日号で「朝日新聞主筆 女・カネ・中国の醜聞」の見出しで掲載した記事について、事実無根の記述で本社主筆と本社の名誉、信用を著しく毀損(きそん)するとして、謝罪と訂正記事の掲載を求める抗議書を同誌編集部に送った。
抗議書は、主筆の過去の中国出張をめぐる同誌の取材に対して本社が「社の経費を不正に使用した事実はない」と明確に説明したにもかかわらず、同誌が記事の見出し部分や本文で「不正」との事実無根の記述を繰り返し、主筆があたかも不正行為をしたとの印象を読者に与えたことについて「到底容認できない。厳重に抗議する」とした。