関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働について、朝日新聞福井総局は、同原発から半径30キロ圏(緊急時防護措置準備区域=UPZ)内に位置する福井、京都、滋賀3府県の11市町の首長に、現時点での賛否を問うアンケートを今月7日から実施。12日までに立地のおおい町を除く10市町から回答があった。2市町が「反対」で、「賛成」はゼロ、「その他」と答えた8市町のうち6市町は再稼働に慎重な意見だった。
UPZは原発事故に伴う防災対策の重点区域で、圏内の自治体には地域防災計画の策定が義務づけられる。その自治体の多くが再稼働に反対または慎重な意見を示したことは、福井県や政権の再稼働への判断にも影響を与えそうだ。
「反対」と回答したのは京都府舞鶴市と同京丹波町。舞鶴市の多々見良三市長は、政府が暫定的な安全基準で再稼働を妥当と判断したことに対し、「東京電力福島第一原発事故を検証した上での安全基準ではない」と批判。「中立的かつ国際的な第三者機関」による安全確認体制の構築を求めた。
京丹波町の寺尾豊爾町長は「国民の判断の元となる電力需給についての検証が十分とは言えず、情報提供も不十分」とした。