報 道

荒子川にアフリカ産外来種が大繁殖

10.03.23

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名古屋市内を流れる川でアフリカが原産の外来種の魚が大繁殖しています。
この秋、COP10の開催を控えた名古屋市では生態系の保全に乗り出す方針ですが、
今のところ有効な手立てがなく対応に苦慮しています。

中川区を流れる荒子川。
休日になると大勢の釣り人で賑わいます。

「何してるの?」
「ティラピア釣りしてます!!」

川の中を覗いてみると、ティラピアばかり。
「ティラピア」はアフリカ原産の熱帯魚で、体長は10cmから50cm。
環境省が要注意外来生物に指定しています。
名古屋市によりますとなぜ荒子川にいるのか
はっきりした理由はわからないとしていますが、個人的に飼育していた人が
川に放流して、棲みついたのではないかと説明しています。
水温が10度前後になると衰弱死するティラピアがなぜ繁殖したか?
専門家は、工場の排水が流れ込んだためと指摘しています。

「荒子川上流の工場から温かい水が出ているので冬越しができてしまう。
(ティラピアが)これだけ増えた。」(名古屋市環境科学研究所 榊原靖研究員)

荒子川の生態系にはどんな影響がでるのでしょうか?

「ブラックバスと比べて直接(魚などを)食べるなどの影響はないが、餌の取り合い。
これだけティラピアの数が多いと餌を独占してしまう。他のもともといた魚が
すみにくくなっている。」(名古屋市環境科学研究所 榊原靖研究員)

名古屋市はCOP10を前に生物の多様性を守ろうと市内にある池などで
外来種を駆除する取り組みを進めていますが、池のように川の水を抜くことができないため、
有効な対策がないのが現状です。

「(COP10を)機会に少しでも多くの人が考えるきっかけになれば、一歩としていいと思う。」
(名古屋市環境科学研究所 榊原靖研究員)

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