【北京=尾島島雄】野田佳彦首相は13日、韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領と北京市内のホテルで約35分間会談した。李大統領は昨年12月の京都での首脳会談に続いて旧日本軍の従軍慰安婦問題の解決を要求。ただ「京都で取り上げた案件に前向きの検討をお願いしたい」と間接的な言い回しにとどめた。
両首脳は日韓で締結に向けて調整している安全保障分野の協定である軍事情報包括保護協定(GSOMIA)と物品役務相互提供協定(ACSA)の重要性を確認。野田首相は「安全保障分野での協力を強化したい」と述べた。
今回の会談は慰安婦問題を巡る調整に手間取り、前日の12日夜まで決まらなかった。大統領は直接の言及を避けて日本側に一定の配慮を示したといえ、首相も「李明博大統領とともに知恵を絞りたい」と応じた。
北朝鮮のミサイル発射に関しては「さらなる挑発行為の防止が重要だ」との認識で一致。仮に核実験などに踏み切った場合の対応も話し合った。野田首相は日韓経済連携協定(EPA)の早期交渉再開を改めて求めた。
野田佳彦、李明博、GSOMIA、ミサイル、ACSA、韓国
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