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Forthcoming Exhibition

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鳥巣貴美子 Pflanze
Kimiko Torisu Pflanze
2011 oil on cotton 43.0 x 65.0 cm



鳥巣貴美子 個展
2012 年 5月15日(火)-6月2日(土)
火-土 11:00-19:00 日・月・祝休
オープニングレセプションは開催いたしません。
初日は18時より開廊いたします。


鳥巣貴美子は1989年愛知県生まれ。ドイツのブレーメン芸術大学での短期留学を終えて
2012年、名古屋芸術大学美術学部洋画コースを卒業。現在は愛知県にて制作活動を行う。



 <苔に森をみること>

アトリエで鳥巣貴美子は雑草を育てていた。
アトリエの、白い人工樹脂でコーティングされた床に手のひらほどの黒い土を盛り上げ、そこに草を育てていたのである。
気をつけて水やりをしないと枯れてしまう、といいながら、頼りなさそうに生えている草を鳥巣は静かにみつめていた。

ときには2m角を越える大きなキャンヴァスに鳥巣が描きだすのはその草である。
実寸をはるかに越える大きさで画面に大胆に配置される草の姿は、草でありながら草ではない。
苔をじっと見ていると森のようにみえてくる、と語る鳥巣にとって、草もまた、未知の世界の樹木のようにみえるのかもしれない。

白を基調とした淡い色彩が特徴的な作風だが、にもかかわらず画面から伝わってくるのは強さと自由奔放な躍動感である。
のびのびと大胆にキャンヴァスを横切る筆線は、生命を写しとることの喜びという、まさに絵画の原点ともいえる情熱に支えられているのである。

鳥巣にとって初の個展となる今回はペインティング3点およびドローイングからなる展示を予定している。



* 資料・写真等のご請求先
info@taimatz.main.jp TEL:03-5820-8088 永田絢子



Kimiko Torisu
15 May - 2 June 2012
Gallery Hours: 11:00-19:00 Tuesday –Saturday
Closed on Sunday, Monday and Public holidays
We have no opening reception / 15 May Open from 6pm

* Contact: →info@taimatz.main.jp TEL:+81(0)3-5820-8088

Current Exhibition

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水野里奈  バビロンの空中庭園
Rina Mizuno Hanging Garden of Babylon
2011 oil and ball-point pen on canvas 116.7 x 91.0 cm


水野里奈 個展
2012 年 4月17日(火)-5月12日(土)
火-土 11:00-19:00 日・月・祝休
オープニングレセプションは開催いたしません。
5月12日(土)の18時よりクロージングパーティーを予定しております。


2012年4月12日(火)より、水野里奈の個展が画廊taimatz(タイマツ)にて始まります。

水野里奈は1989年愛知県生まれ。2012年、名古屋芸術大学美術学部洋画2コースを卒業し、2012年4月から、多摩美術大学大学院美術研究科 博士前期課程 絵画専攻に進学。東京在住。2012年4月28日から開催される「アートアワードトーキョー丸の内 2012」では、大作「バビロンの風景」を展示予定。


<大切にしたいのは『émerveillement(感嘆・驚嘆)』の瞬間>

庭をモチーフにした作品を描きつづけている水野里奈。
華やかな色彩にあふれた一見すると装飾的な作風だが、その装飾性がもたらす平面性とは相反する三次元性もまた、彼女の作品の特徴であり、その矛盾と一種独特のカオスこそが作品の魅力ともなっている。

水野は、イスラム美術、とりわけ写本美術の細密性や装飾性、伊藤若冲の創作における濃彩表現と水墨表現の違い、またときには浮世絵の空間表現に心を惹かれると語る。自らの制作においては、もちまえの多彩なテクニックやモチーフの組み合わせから意識的に作り出される不協和音を、いかにして画面上のハーモニーとしてまとめあげるかが、最大の課題であり、関心事でもあるという。

目に心地良いだけではない、見るたびに新しいなにかを発見できるようなもの、感嘆して見つめる眼差しを通して幸福を実感できるような、そんな強い何かを画面に定着させること。水野の試みは始まったばかりである。

東京での初めての個展となる今回は、新作ペインティング4点に新作ドローイングを加えた展示を予定している。


* 資料・写真等のご請求先
info@taimatz.main.jp TEL:03-5820-8088 永田絢子



Rina Mizuno
17 April - 12 May 2012
Gallery Hours: 11:00-19:00 Tuesday –Saturday
Closed on Sunday, Monday and Public holidays
We have no opening reception / Closing Reception: 6PM Saturday 12 May

* Contact: →info@taimatz.main.jp TEL:+81(0)3-5820-8088

Past Exhibitions

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榎本耕一
Koichi Enomoto Tigers
2012 pen, pencil, ink on paper 50.0 x 37.0 cm


タイマツ「オマケプロジェクト」第1弾
榎本耕一 「タイガース」
2012 年 4月3 日(火)-4 月11 日(水)
火-土 11:00-19:00 日・月・祝休
オープニングレセプションは開催いたしません。


榎本耕一展の会期を4/11(水)まで延長いたします。
4/3(火)からは展示作品を一新、「タイガース」展として皆様をお迎えします。
未発表の新作映像や、描きおろしドローイングから構成された7日間限定の特別企画です。


* 資料・写真等のご請求先
info@taimatz.main.jp TEL:03-5820-8088 永田絢子



taimatz bonus exhibition vol. 1
Koichi Enomoto “TIGERS”
3 - 11 April 2012
Gallery Hours: 11:00-19:00 Tuesday –Saturday
Closed on Sunday, Monday and Public holidays
We have no opening reception.

Koichi Enomoto's exhibition term is extended to 11 April.
From 3 April, we will exhibit Enomoto's new drawings and movie works as a "bonus exhibition" project.



* Contact: →info@taimatz.main.jp TEL:+81(0)3-5820-8088

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榎本耕一  旋回式処刑台 リジョイスの争鳴
Koichi Enomoto Rejoice!!! Fight against your DEATH!!!
2011 oil on canvas 227.3 x 181.8 cm


榎本耕一 「椰子の実ドン故郷無し」
2012 年 3月 9 日(金)-3 月31 日(土)
火-土 11:00-19:00 日・月・祝休
オープニングレセプションは開催いたしません。


3月15日(木)より上野の森美術館にて始まる「VOCA展2012」への参加とタイミングをあわせ、2012年3月9日(金)より、榎本耕一の個展が画廊taimatz(タイマツ)にて始まります。榎本耕一の最新作を展示いたします。
榎本耕一は1977年大阪生まれ。金沢市立美術工芸大学修士課程を中退。主な参加グループ展は2012年「パリに笑い壷を運ぶ Humour, prodie et videos:Creations video du Japon Contemporain」(パリ日本文化会館、パリ)2011年「カウボーイとフォトン」(Capsule、東京)、2008年「ECHO」(ZAIM,神奈川)2006年「After The Reality」(Deitch Projects、NY)や「福武ハウス in 越後妻有アートトリエンナーレ 2006」(新潟)など。現在、大阪にて制作、活動。


<きれいは汚い、汚いはきれい。闇と汚れの中を飛ぼう
                 ー『マクベス』第一幕第一場より W・シェイクスピア>



「少なくとも僕は、自分を取り巻く世界を理解し、解釈するためにイメージというフィルターを通さずにはいられないように思う。イメージを通して世界を解釈し、逆にまた、イメージが世界の解釈を規定する、そんな風に感じている。」と榎本耕一は語っている。


世界を「イメージの漂流する空間」としてとらえ、そこからサンプリングしたイメージに自らの作りだしたキャラクターをも加えて、ペインティングに再構成していく榎本耕一。
縄文人の装飾性にも対峙しうるような、強い、そして呪術的な緊張感をはらんだ作品を作りたいと彼は言う。その作品は欧米発信のいわゆる「dirty paintingダーティー・ペインティング」の流れを汲みながら、同時に先祖返りともいえるような、日本的な装飾的志向をも感じさせる。そこには一般的な美醜の概念を根底から問い直す榎本の姿勢をも認めることができるだろう。

今回は未発表の大作「回転式処刑台 リジョイスの争鳴」(2011)を含む新作ペインティング6点と立体を展示します。



* 資料・写真等のご請求先
info@taimatz.main.jp TEL:03-5820-8088 永田絢子



Koichi Enomoto “drifters”
9 - 31 March 2012
Gallery Hours: 11:00-19:00 Tuesday –Saturday
Closed on Sunday, Monday and Public holidays
We have no opening reception.


Fair is foul, and foul is fair.Hover through the fog and filthy air.”
     ”Macbeth” William Shakespeare


Taimatz is pleased to present Koichi Enomoto "drifters".
This will be Enomoto's first solo exhibition with the gallery.

Enomoto's body of works present both fusion and collision between Western and Eastern
aesthetics and reach the expression of what might be called new "ornamentalism" which was
an essential element of traditional Japanese art.

Enomoto has had work included in many group shows in Japan and USA.
He is now participating in "VOCA 2012" (The Ueno Royal Museum, Tokyo) ,
also about to join the group show titled "Humour, parodie et video:Creations video du Japon contemporain"
(Maison de la culture du Japon a Paris, Paris).

* Contact: →info@taimatz.main.jp TEL:+81(0)3-5820-8088

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佐々木憲介  パレード/カザフスタンの首都アルマトイで野党支持者が抗議集会を開いた
2012 oil on canvas 72.7 x 90.9 cm
Kensuke Sasaki

佐々木憲介 Kensuke Sasaki

2012 年 2 月 14 日(火)-3 月 3 日(土)
火-土 11:00-19:00 日・月・祝休
2月14日(火)は18時よりオープンいたします。
オープニングパーティーは行いません。


Kensuke Sasaki
14 February - 3 March 2012
Gallery Hours: 11:00-19:00 Tuesday –Saturday
Closed on Sunday, Monday and Public holidays
14 February: open from 6PM.
We have no opening reception.


2月14日(火)から、佐々木憲介の個展が画廊taimatz(タイマツ) にて始まります。近年、名古屋での活動が顕著だった佐々木が久しぶりに東京で行う個展となる今回は、新作ペインティングとドローイング作品あわせて約20点を展示します。

佐々木憲介は1985年愛知県生まれ。2008年、名古屋芸術大学絵画科洋画コースを卒業。2009年、京都市立芸術大学大学院美術研究科油画専攻を自主退学し、現在は愛知にて制作活動を行っている。2010年、グループ展「Unique Commonsわたしだけのみんなのもの」(名古屋芸術大学Art&Design Center、名古屋)、2011年、グループ展「neWs」(アートラボあいち、名古屋)に参加。


<物語そのものが紡ぐ物語>

佐々木憲介のペインティングは、デビュー当時から「表層的であること」に執着してきた。大量生産される、雑誌や広告あるいは映画などのイメージを好んでモチーフとして取りあげ続けていることも、彼のスタイルである「表層的であること」と無関係ではない。そんな佐々木の新作ペインティングは、現実と幻想の揺れをテーマとしている。

連日、新聞や雑誌で報道される「現実」。それらの写真をキャンヴァス上に、いわば「コピー」する作業から生まれた新シリーズは、メディアにオリジナルの写真を説明するテキストとあわせて、その写真から佐々木が連想した「空想のストーリー」を暗示する言葉が記される。たとえば「パレード/カザフスタンの首都アルマトイで野党支持者が抗議集会を開いた」のように。
オリジナルイメージに忠実でありながら、独特の筆致によって幻想的で甘美なイメージへと変化を遂げた佐々木のペインティングは、そのようにして、特定の意味をたたえる容れものとしての絵画の可能性と限界を問いかける。現実と幻想のあいだの揺れのなかに存在する絵画の多義性とはどのように向き合うのか、幻想=物語として世界を語ることの意味とは何か。主観と客観、内容と形式といった古典的な絵画の命題にも意識を向けながら、佐々木の新作ペインティングは、今、絵画によって物語を紡ぐことの意味を模索している。



* 資料・写真等のご請求先
info@taimatz.main.jp TEL:03-5820-8088 永田絢子

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川上雅史「セックス疲れ(まな板)」2010 acrylic on canvas 45.5 x 45.5 cm
Masafumi Kawakami ‘Tired of Sex (Chopping Board)’

川上 雅史 Masafumi Kawakami

2012 年 1 月 14 日(土)-2 月 4 日(土)
火-土 11:00-19:00 日・月・祝休
オープニングパーティーは行いません。


Masafumi Kawakami
14 January - 4 February 2012
Gallery Hours: 11:00-19:00 Tuesday –Saturday
Closed on Sunday, Monday and Public holidays
We have no opening reception.

1月14日(土)から、川上雅史の個展が画廊taimatz(タイマツ) にて始まります。今回は新作ペインテ ィング 3 点と未発表のコラージュ作品の約 15 点を展示します。

川上雅史は 1984 年大阪府生まれ。2010 年、京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻修士課程を修 了。2008 年「是が非の絵画」展(大和プレスビューイングルーム、広島)への出品をスタートに、2010 年「アートアワードトーキョー丸の内 2010」(行幸地下ギャラリー、東京)に参加、同展において名和 晃平賞を受賞する等、その動向が注目されている若手ペインターである。

<肉体表現の新たなリアリティ>

現代の情報化社会のなかで、実体を失い浮遊している肉体のイメージを抽出し、コラージュとして再構成 すること、川上雅史の制作はそこから始まります。コラージュしたイメージに極端なまでのデフォルメを 加え、観念としての肉体イメージをあぶりだしていくのです。グロテスクでありながらどこかユーモラス な要素をあわせもつ、それらの「肉体」は、人間のそれではない、あたかも別の不思議な生命体のように 作品のなかでひそやかに呼吸を始めます。肉体の官能性は何に起因するのか、肉体そのものに果たして官 能性は存在するのか。
暴力と官能に彩られた肉体表現が仮想空間に氾濫する「脳化社会」のなかで、私達を刺激し続ける肉体の 誘惑、そして同時に私達が感じる嫌悪感。誘惑と拒絶という二律背反的なテーマを、シュールレアリステ ィックに表現しながら、川上雅史の作品は、肉体表現のリアリティとは何かをあらためて問いかけます。


* 資料・写真等のご請求先
info@taimatz.main.jp TEL:03-5820-8088 永田絢子

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見つけられた世界( )」2011 oil on canvas 90.9x90.9cm
'Discovered world ( )'

畠山瑞規 Mizuki Hatakeyama

2011 年 11 月 25 日(金)-12 月 24 日(土)
火-土 11:00-19:00 日・月・祝休


Mizuki Hatakeyama
25 November - 24 December
Gallery Hours: 11:00-19:00 Tuesday –Saturday
Closed on Sunday, Monday and Public holidays

11 月 25 日(金)から、畠山瑞規の新作展が画廊 taimatz(タイマツ) にて始まります。初の本格的個展となる今回 は、モノクロの新シリーズを含む新作5点を展示します。

畠山瑞規は1983年広島生まれ。ワンダーシード2010での展示や青山スパイラルビルで開催されたULTRA003、グループ展「真夏の夜の夢」(宮津大輔キュレイション: hiromiyoshii roppongi)等に参加。

<見つけられた世界>
畠山瑞規の作品は意識的に偶然性を受け入れることから始まります。 独特のリズム感を伴ってうねる彼の筆致は、キャンヴァス下地の作成時に生まれたムラが偶然に生んだパターンのな かから、特定のモチーフを連想させる形を「発見」します。そして、そのモチーフのおぼろげな輪郭をなぞり、形を 確かめ、あたかも彫り込むかのように筆致を重ねて具象的なイメージを構築していくのです。
かつてレオナルド・ダヴィンチは「壁のシミから壮大なイメージを連想せよ」と弟子に語ったと言います。 また空に浮かぶ雲の形を何かに見立てて想像の世界に遊んだ経験は、子供の頃の記憶として誰しもがもっているので はないでしょうか。人間の普遍的な連想力と、シュールレアリスト達の提唱したオートマティスムとが日本美術の「飾 り」の精神のなかに融合したイメージ、それが畠山瑞規の作品世界です。リズムの視覚化ともいうべき抽象的で反復 性の強い筆致のなかに、魔法のように浮かび上がる具象的イメージは、眼前に浮かんでは消えるだまし絵のような不 思議な魅力を放つのです。


* 資料・写真等のご請求先
info@taimatz.main.jp TEL:03-5820-8088 永田絢子

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「輝くもの天より墜ち」2011 oil on panel 130.0x130.0cm
Brightness falls from the air

Kaoru Usukubo "輝くもの天より墜ち Brightness falls from the air"

2011 年 10 月 22 日(土)-11 月 19 日(土)
火-土 11:00-19:00 日・月・祝休
オープニングパーティー 2011 年 10 月 22 日(土)18:00-21:00

10 月 22 日(土)から画廊 taimatz(タイマツ)がオープンします。オープニングの展覧会は、横浜トリエンナーレ 2011 への参加等で注目を集めるペインター、薄久保香の個展「輝くもの天より墜ち Brightness falls from the air」 となります。

薄久保香 1981 年栃木県生まれ。2004 年、東京造形大学造形学部美術科絵画専攻卒業。2007 年、東京藝術大学修士課程修 了。2010 年、東京藝術大学大学院美術研科博士課程美術専攻修了。2007 年アートアワード東京(行幸地下ギャ ラリー、東京)、2010 年「VOCA 展 2010 現代美術の展望̶新しい平面の作家たち」(上野の森美術館、東京)、2011 年「ヨコハマトリエンナーレ 2011世界はどこまで知ることができるか?」等に参加。

<薄久保香の新しいシュールレアリスム> 薄久保香は新しいシュールレアリスム絵画の可能性を模索する作家です。 かつてシュールレアリスムの作家たちは、見慣れたモチーフを本来の文脈から切り離して描くことで、モチーフその ものに秘められた形而上的意味を探る実験を行いました。薄久保もまた同様の手法によって、幻想的な絵画世界を構 築しています。しかしその制作スタイルに最も強く影響を与えたのは「コピー&ペースト」の作業だと薄久保は言い ます。PC画面上で脈絡なく抽出され、貼付けられ、削除され、再び貼付けられることを繰り返す無数の断片的イメ ージにこそ、彼女の視覚体験の原点があります。それは、かつてのシュールレアリストたちがみせた夢や無意識への熱狂とは異なる、現代ならではの虚のコラージュともいえるでしょう。 薄久保の関心は物語や意味の探求にはありません。彼女の探求は、むしろ一切の意味を剥奪された虚構のイメージが つくりだす「触覚的な」体感や現実感へとむかうのです。描写がフォトリアリスティックになればなるほど、現実と虚構の断層は深く、挑発的な不協和音となって鑑賞者に迫ってきます。そしてそこには薄久保の、現代人が求めるリアリティとは何かという問いかけが潜んでいるのです。

* 資料・写真等のご請求先
info@taimatz.main.jp TEL:03-5820-8088(2011/10/5 以降。10/4 までは 03-5856-5713 まで) 永田

Kaoru Usukubo“Brightness falls from the air”

22nd October -19th November 2011
Gallery Hours: 11:00-19:00 Tuesday –Saturday
Closed on Sunday, Monday and Public holidays
Reception for the artist and the opening party: 22nd October2011 18:00-21:00

We are pleased to announce the opening of new gallery “taimatz” and to present the new paintings by Kaoru Usukubo.

“Brightness falls from the air”
How many layers of the virtual images should we pile up to reach the reality that we want to find out? Otherwise, is it possible to believe that sometimes a lie comes to true?

In the field of virtual images, the endless pursuit of imaging technique is getting more remarkable than before. It seems to suggest that how much we are eager to grasp a sense of reality through the visual means. Occasionally, the body of works of Kaoru Usukubo is referred to such an intention of more and more precise representation of the visible world, however it is her consideration that the realism in painting is rather to be related to the question about how the things are, from an existential point of view and that is just what she concern.

Kaoru Usukubo, born in 1981 in Japan, studied at Zokei University and the National University of Fine Arts and Music in Tokyo. She participated in “VOCA2010-The vision of contemporary art”(The Ueno Royal Museum, Tokyo ) in 2010,”Yokohama Triennale2011-Our magic hour” in 2011.

* Contact: →info@taimatz.main.jp
TEL:+81(0)3-5820-8088