月下の騎士

◇戸田城聖著「小説・人間革命」はノンフィクションなのか。

同志誹謗は重罪である。
しかし、インターネット上における「自称学会員」のウソやデマに対する反論は同志誹謗に当たるまい。
私は、創価の森ブログ批判に基本的に反論しないが、カチカチ山氏が長期に渡って某悪徳自称学会員について批判され、その正しいカチカチ山氏の言論にすら難癖をつけていることについて、今回に限り、私の見解を述べることにした。
発端は、月下の騎士スレッドNo.17での対話の中で、「戸田先生の人間革命は多くはフィクションで書かれている。池田先生の人間革命はノンフィクションである」という私の発言の揚げ足を取り、某自称学会員（以下、彼という）が騒いだことにある。
その月下の騎士No.17は、→ここをクリック！
彼は、創価の森ブログ開設初期から私に粘着し、根も葉もない批判を繰り返してきた人物で、そのデタラメ批判は枚挙の暇がない。
さて、その彼は今回、私の発言に対し、次のように批判した。
「とうとう菊川さんは歴代会長の小説人間革命を「フィクション」だと明言するようになりました。戸田先生の「人間革命」は創価学会という実在の宗教団体を描いたノンフィクション小説であることは論をまちません。『多・く・が・フィクション』（創作）で人間革命がかかれているというのなら責任をもってどこが創作なのかを示し責任を果たすべきでしょう。憤りを禁じ得ません」
いつもの難癖である。
その彼の批判に、カチカチ山氏が声をあげてくださった。
「事実を元に批判するのではなく、学会員を誹謗中傷することは問題である！」
「戸田城聖著「人間革命」を読まずに「ノンフィクション小説」と強弁している！」
読者の皆様は、ささいな言い争いに見えるかも知れない。
しかし、某自称学会員ならびに悪徳掲示板の賛同者は、過去からこのようないいがかりを続けてきたし、カチカチ山氏は、今回のことを言っているというより、過去の様々な批判に対する彼らの本質的問題を批判されているのだと私は解釈している。
今回の騒動のポイントは、戸田先生の小説・人間革命を読んでいない人々が批判し、その問題点を指摘しているカチカチ山氏の言葉も聞き入れず、ノンフィクションと言い張り、反省もしていないことである。
さて、戸田先生の小説について、「多くはフィクション」という私の言葉と、彼らが主張する「ノンフィクション」という主張のどちらが正しいのであろうか。
読者の皆様には、以下の文章からご判断頂きたいと思います。
戸田城聖著「小説・人間革命」（下）79ページ「将棋の駒」の章より抜粋する。
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（巌（戸田先生のモデル）は、牧口先生の講義に参加する。そこでは20名ほどの学会員が牧口先生の価値論の講義を聞いていた。その講義の中、巌さんは将棋を始める）
「今日は負けないぜ」
巌さんは箱を取って将棋の駒を盤の上に出すと、男に向かって微笑みながら駒を並べだした。牧口の講義する声が聞えてくる。
牧口の声を気にしながら相手が駒をならべ終わると、巌さんは拳をつきだした。
「ジャンケンだ。勝った方が先手だ」
二人は声を出さないでジャンケンして、巌さんが勝ち、飛車の頭にある歩をつきだした。
「さあ、来い！この間は、君の中飛車にやられたが、今日は研究ずみだから、同じ手では駄目だよ」（中略）
「あッ！いけない」
突然、巌さんが叫んだ。牧口常三郎がテーブルの前で伸上がり、講義を聴いていた学会員が一斉に振り返った。その中には、巌さんが将棋をしているのを不謹慎と見て、険しく咎めている眼が幾つかあった。
「おい、ちょっと待ってくれよ。そこに角がいたのか」
巌さんは相手の角筋を見落として駒を進め、大事な桂馬を只で進呈してしまったのだ。
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これは、ノンフィクションであろうか？
それとも、フィクションであろうか？
私はあえて、このことに言及しない。読者の方々のご判断に委ねたいと思う。
最後に、日蓮大聖人の御文を掲げ、悪徳掲示板の自称学会員たちの本性について明かしておきます。
『法華経に云く「悪世の中の比丘は邪智にして心諂曲に・未だ得ざるを為れ得たりと謂い・我慢の心充満せん、或は阿練若に納衣にして空閑に在り・自ら真の道を行ずと謂いて人間を軽賎する者有らん」（21頁）』
私は、「現代版「極楽寺良観」系サイトに要注意」という記事を書いています。
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