関西電力は関西広域連合の委員会でことしの夏の電力の需給見通しについて説明し、計画停電を行う可能性を改めて示唆しました。

関西電力の香川次朗副社長は１２日、関西広域連合の委員会で所属する議員にこの夏の電力需給について説明しました。
政府は、ことしの夏が猛暑で原発が再稼働しなかった場合、節電をしても関電管内の電力が１４．９％不足する見込みだと発表していて、西日本のほかの電力会社の余った電力を関電に融通することを検討しています。
香川副社長は１２日、議員の質問に答え、策を講じても電力が逼迫した場合には「部分的な停電も検討しなければいけない」と計画停電実施の可能性を改めて示唆しました。
関西電力は政府の判断や関西広域連合の議論を踏まえ、今後どの程度の節電要請を行うか検討することにしています。

５月１２日は看護の日です。
兵庫県加西市の病院では地元の中学生と高校生が、看護師の仕事を体験しました。

白衣に着替えた生徒たち。
ナイチンゲールの誕生日の１２日、「看護についての関心を深めてもらいたい」との趣旨で開かれた体験会には１３人が参加しました。
生徒たちは血圧の測定方法などを学んだ後、入院中の患者の世話を体験しました。

【高校生】
「こういう体験初めてなんですが宜しくお願いします」
【入院中の患者】
「頭を洗ってないしねちょうどいいなあと」

最初は緊張していた生徒も、コミュニケーションを取るにつれコツをつかんだ様子です。

【入院中の患者】
「すっきりしました。理髪店に行ったような感じで非常に良かったです。」
【高校生】
「色々大変なところもありましたけど、看護師さんに色々サポートして頂いて、しっかり頑張りました」

病院の看護部長は「この体験をきっかけに一人でも多くの若者に看護の仕事を目指して欲しい」と話していました。

徳島県海陽町で１２日、四国を代表する清流・海部川を守る森をつくろうと、子どもたちが植樹を行いました。

この活動は、四国に工場を持つビールメーカーが海部川のきれいな水質を守ろうと行ったものです。川の源流に近い伐採跡地に、地元の小学校の児童らおよそ５０人が集まり、森林組合の指導を受けながらスギとケヤキあわせて４９０本を植えました。

【参加した女の子】
「楽しかったです、くわで掘るのが。あんまりしないので難しかったです」

植えられた木は今後、森林組合などが手入れをしていくということで、主催者は「いつか森となり、豊かな自然を守って欲しい」と願っていました。

新緑のシーズンを迎えた京都府舞鶴市の茶畑では、新茶の摘み取りが始まりました。

舞鶴市の茶どころ加佐地区の茶園では、「やぶきた」と呼ばれる品種が芽吹き始め、新芽の摘み取りが行われました。
摘み取られた一芯二葉の新芽は、品評会用の玉露に加工されるため、茶畑は、新芽が固くならないように日よけのネットで覆われています。
舞鶴市内では、３０戸のお茶農家がおよそ１３ヘクタールでお茶を栽培していますが、ことしは雪の影響で例年に比べ一週間ほど遅い芽吹きとなりました。
しかし、４月下旬の天候がよく生育は十分だということです。
この手摘みの作業は５月２０日頃まで続けられます。

１２日朝早く大阪府八尾市で住宅が全焼し、この家に住むとみられる男性１人が死亡、２歳の子どもら６人が煙を吸い病院で手当てを受けています。

午前５時４５分ごろ、八尾市楽音寺の吉川幸夫さん宅から「火事です、すぐに来てください」と消防に通報がありました。
消防車９台が出て火は約３５分後にほぼ消し止められましたが、木造２階建ての住宅およそ４００平方メートルが全焼しました。

【火事の目撃者は】
「もう家中火が回って、火柱が立ってたんですよ、全体的に」

この火事で、焼け跡から遺体が見つかりました。
吉川さんと連絡が取れないことから、警察は遺体は吉川さんとみて確認を進めています。
また、吉川さんの妻と長男夫婦のほか２歳・６歳・１０歳の孫が煙を吸い病院で手当てを受けています。

藤棚から垂れる薄紫色の花房。
約５００メートルの藤棚がある兵庫県朝来市の公園では、藤の花が満開となりました。
１２日は少し肌寒い一日でしたが、家族連れなど多くの人が訪れ、花の様子を眺めたり写真を撮ったりしていました。
見頃はあと５日ほどだということです。

１２日夜、兵庫県西宮市にあるブランド品の買い取り店に催涙スプレーを持った男が押し入り、現金約１５０万円を奪って逃げました。
犯行の一部始終を防犯カメラが捉えていました。

１２日午後８時前、店に入った途端、男性店員に催涙スプレーを吹きかけるサングラス姿の男。
「金はどこや」と脅し、女性店長が作業をしていた奥の事務所まで押し入ります。
男は手提げ金庫やポーチなどに入っていた現金約１５０万円を奪い、走って逃げました。
男
性店員は目の痛みを訴え、病院で手当てを受けましたが軽症です。
店に入ってから金を奪って出て行くまで１分足らずの犯行でした。

事件があったのは西宮市のブランド品買い取り店で、男は１１日昼過ぎにも「商品を鑑定してほしい」と言って店を訪れていたということです。
この店ではことし２月にも、刃物を持った男に約２０万円を奪われる事件が起きていました。

調べによりますと１２日に店に押し入った男は２０代から３０代で身長は１７０センチくらい、白のＴシャツに短パン姿で帽子を被っていて警察は強盗致傷事件として捜査しています。

京都・祇園で車が暴走し７人が死亡した事件から１２日で丸１ヵ月。
重傷を負った妻を支え続けるオーストラリア人の男性を取材しました。

午前６時半、まだ人通りの少ない祇園の街で犠牲者を弔う念仏が唱えられました。
事件はこの交差点で起きました。

先月１２日、１台の車の暴走に多くの人が巻き込まれ７人が死亡、１２人が重軽傷を負いました。
車を運転していた藤崎晋吾容疑者（３０）も電柱に衝突して死亡したため、事件の全容解明は難航しています。

あの日から１ヵ月、被害者は懸命に立ち上がろうとしていました。
オーストラリアから観光で京都に来ていたバーナード・ライアンさん。
あの日から毎日通っている場所があります。

【バーナードさん】
「妻の看護をするために。ゴールデンウィークの病院は人が少なくて寂しいからね」

妻のエヴァさんは車にひかれ一時意識不明の重体に。
足を骨折し大動脈が破裂していました。

【バーナードさん】
「彼女は買い物をしたことまでは覚えていて、次の記憶は病院で目覚めた時だった、。その間の記憶は全く無い」

エヴァさんの容体は回復に向かっていますが、帰国できる日はまだ決まっていません。
そして今後も、長期間のリハビリが必要だといいます。

【バーナードさん】
「彼女は京都に戻って来たいと思っている、もう一度事故現場を訪れないと、事件を引きずることになってしまう。今回果たせなかった日本の旅行をもう一度したい」

この１ヵ月の間にも、車の暴走によって多くの人が犠牲になる事件が相次いでいます。
地元の人たちは、安全運転を心がけるよう街行く人に注意を呼びかけていました。

１１日夜、兵庫県西宮市にあるブランド品の買取店に男が押し入り、現金約１５０万円を奪って逃げました。
犯行の一部始終を防犯カメラが捉えていました。

１１日午後８時前、西宮市のブランド品買取店に押し入ったサングラス姿の男。
店員に催涙スプレーを吹きかけて脅します。
さらに男は奥の事務所まで立ち入り、手提げ金庫やポーチなどに入っていた現金約１５０万円を奪い、逃走しました。
男性店員は目の痛みを訴え、病院で手当てを受けましたが軽傷です。
この店では、ことし２月にも２０万円余りを奪われる強盗事件が起きていました。
調べによりますと男は２０〜３０歳代で身長１７０センチぐらい、白のＴシャツに短パン姿で、警察は防犯カメラの映像を解析して男の行方を追うとともに、２月の事件との関連も捜査しています。

１２日、大阪府八尾市で住宅を全焼する火事があり、
この家に住むとみられる男性１人が死亡しました。

午前５時４５分ごろ、八尾市楽音寺の吉川幸夫さん宅から
「火事です、すぐに来てください」と１１９番通報がありました。
消防車９台が出動し、
火はおよそ３５分後にほぼ消し止められましたが、
木造２階建ての住宅およそ４００平方メートルを全焼しました。

【火事の目撃者】
「家中火が回って、全体的に火柱がたってたんですよ」

この火事で、焼け跡の１階部分から吉川さんとみられる遺体が
見つかりました。
吉川さんとは連絡が取れておらず、
警察は遺体の身元の確認を急いでいます。
この家は７人暮らしで、吉川さんを除いた６人は
煙を吸うなどしましたが、軽症だということです。

京都市西京区の郵便局で包丁を持った男が現金２００万円を奪って逃げた事件で、警察は３５歳の無職の男を逮捕しました。

強盗の疑いで逮捕されたのは、京都府長岡京市に住む無職の石田頼範容疑者（３５）です。
石田容疑者は１１日正午ごろ、京都市西京区大原野西竹の里の郵便局で、男性局長（６０）を羽交い締めにして顔に包丁を突きつけ、「金を出せ」といって脅し、現金およそ２００万円を奪って逃げた疑いがもたれています。
当時局内に客はおらず、局長にけがはありませんでした。
石田容疑者は１１日深夜、妻と共に警察に出頭してきて、調べに対し知人からの借金の返済に追われて犯行に及んだと容疑を認めています。
また、「奪った金は逃げる途中で落としてしまい、持っていない」と供述していて、警察は金の行方なども含め調べを進めています。

京都府亀岡市で無免許の少年が運転する車が、
小学生の列に突っ込んだ事件で、京都地検は車に一緒に乗っていた
別の少年２人を家庭裁判所に送致しました。
先月２３日、亀岡市で無免許の１８歳の少年が
運転する車が登校中の小学生の列に突っ込み３人が死亡、
７人が重軽傷を負いました。この事件では、運転手の少年のほかに、
一緒に乗っていた別の少年２人が
無免許運転ほう助の疑いで逮捕されていましたが、
京都地方検察庁はきのう、この少年２人を家庭裁判所に送致しました。
京都地検は、運転手の少年についても、来週家庭裁判所に
送ることにしています。
少年らは７、８人のグループで、３０時間以上寝ないで
ドライブをしていたということで、
今後は裁判所が処分を判断することになります。