金環日食の21日、絶対に富士登山しないで 富士宮署 (2012/5/11 07:59)
太陽が月に隠れ、細いリング状に輝いて見える「金環日食」。国内では1987年以来、25年ぶりの出現となる21日朝、富士山に登らないよう富士宮署が注意を呼び掛けている。
富士山頂は空気が澄んでいる上、曇りや雨の日でも雲の上に出ていることが多い。当日の天候に左右されずに観測できる可能性が高いが、現在は5合目より上の登山道が冬期閉鎖されている。
今年は富士山の積雪量が多く、雪崩などの危険性がある。さらに、午前7時半前後に観測できる金環日食に間に合わせるためには、夜間に凍結した山道を登る必要がある。
大型連休中、北アルプスで遭難事故が相次いだようにこの時期の山は天候が変わりやすく、不安定な状況。雪に覆われた富士山頂付近は氷点下で、寒さも厳しい。同署は「5合目以上は通行が禁止されている。絶対に立ち入らないでほしい」と訴えている。
富士山頂では21日朝、パナソニックが太陽光発電による電力だけで金環日食をライブ中継する予定。
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